先日の『水ダウ』で、
ビートルズの話題が出てた。
息子もさすがにビートルズは知ってたけど。
『GS』(グループ・サウンズ)のことは全然知らなくってさ。
当たり前か。
「テンプターズとかタイガースとか知らんのかぇ?」
「知らぬのぅ」
「失神バンド言うたらオックスやで?」
「知らぬのぅ」
昭和は遠くなりにけり
本日ご紹介する本は
マリア&漣の
シリーズ最新作。
今度は吸血鬼だ!
『ヴァンプドッグは叫ばない』
読みました。
現金輸送襲撃事件が発生。
犯人たちは逃走し、
一軒家にひとまず隠れるが、
そこで起きる連続殺人事件。
犯人は仲間の誰かなのか。
一方その件とは別に、
町でも連続殺人事件が起こっていた。
マリアと漣が捜査に参加するが、
なんと死んだ被害者たちがよみがえり、
また人を襲っていくゾンビ化現象が発生。
収監されていた過去の連続殺人鬼も、
逃走しており。
そいつがこの犯罪を起こしているのか。
ならばなぜ復活する、死者が。
ネクストコナンズヒント、
狂犬病。
すっごい美人なのに女子力(どころか人としての何かが欠けている)マリア。
J国出身、冷静沈着なマリアの相棒、漣。
その二人が解明してきた今までの事件より
ホラー要素多め。
故にマダムはこれがむっちゃ好きなんですが、
ゾンビ系っぽいと言うことで
とっつきにくいと思う方もいらっしゃるようで。
オモチロイのに!
どれくらい好みかと言うと。
二段組のこの本を、
総合病院の待合時間の間に
ほぼ半分読み尽くしてしまったというね。
眼科なのにそんな熱中して本読んええんかいと言う疑問はさておき。
狂犬病の変異ウィルス。
死したものは蘇り血を啜る。
犯人は誰。
目的は何。
ウィルスの根源は…。
そして、
マリアの宿敵も登場。
これはシリーズを通して読まないと「へ?」となるので注意です。
ゾンビっぽいものの原因の移り変わりを見て行こう
なんだかよくわからない
(宇宙由来や未発見だったもの)
ウィルスが主流だった時代。
↓
製薬会社がやらかした時代。
実は悪魔が関与していた時代。
↓
そして今
時代は狂犬病。
トレンド狂犬病。
って言うか、
マリアたちの国では、
まだ普通に狂犬病の犬…野犬がうろついとるんか!
パニックホラーの要素も入ってるものの、
しっかりミステリしてます。
あと、
いつも思うけど、
タイトルのつけ方が秀逸。
本作のウィルスは、
「えげつないですぅ」な
症状が発現するわけではないので
(ちょっと血を頂くくらいDEATH)
そんなに怖くないYO。
ポチ
↓