ポンカスホラーを観続けること。
最近、少々しんどくなって、
質の良い映画も観るようにしてます。
でも基本はポンカス。
そして小説をとにかく読み倒す!
美容院や病院で、
ひたすら文庫を読んでると、
装丁がアレ
なんが多くて引かれますが、
知ったこっちゃねー
一気読みしちゃった一冊。
絶対あなたも二度読みするッぺ!
『俺ではない炎上』
読みました。
Twitterで惨殺遺体の写真がアップされた。
ネットの者たちによって、
そのツイ主が、
エリートサラリーマンのおじ様だったことが発覚。
「わし、しらんがな」
おじ様は、
身に覚えのないことやけぇ、と、
沈静化を待つため
逃亡を決め込むが、
ネットは追及を緩めない。
アカン対策やった。
炎上。
炎上ファイヤー。
ネットの事なんかまったく詳しくないおじさま、
危機一髪。
どうする、
おじ様!
ネット怖いなぁ。
浅倉さんって朝井リョウ君と同じような雰囲気を感じる。
前作の『六人の嘘つきな大学生』は就活やったし、
今回はネット。
出だしは疾走感あふれてて。
エリートのおじ様の身に降りかかった火の粉。
ツイに巣食う自称正義の方たちの追求。
ここで
オチはああで
トリックはこうで…
と書いちゃったら身もふたもないよね。
ぜひ読んでみて。
そして、
「」
からの二度読みを。
トリックうんぬんもだけど、
「わしは悪ぅないもん!」
これが根底に流れえるテーマ。
同じようなネット冤罪がテーマの、
これと比較すると、
どちらの主人公も
取る手が悪手なのは仕方ないとしても、
ここまで「イライラ感の違い」が生じるのは、
なんなんやろ
浅倉さんが若いからか、
むっちゃ
リアリティあり!
ネットでの正義の名の下に行われる断罪。
コロナ禍のせいもあり、
違う意見を持つ人との分断がすごく表面に出て来てる昨今。
正義ってなんやろう?
ってテーマを、
若い作家さんたちは真剣に考えだして下さってます。
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