殺人鬼から逃げる夜(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

  ■あらすじ

 

 

●ギョンミ…耳の不自由なヒロイン

●母…ギョンミのママ上、同じく耳が不自由

●ドシク…連続殺人鬼

●ソジョン…たまたま巻き込まれた被害者

●ジョンタク…ソジョンの兄、元軍人

 

 

町中をうろつく殺人鬼ドシク。

今日も一人KILLしてニコニコうさぎのぬいぐるみ

クリーニング屋を装った車でめぼしい犠牲者を捜しちゃうぞキメてる

 

 

ドシクが目を付けたのはギョンミのママ上。

やったろかと言うところで、大声で電話する女性に邪魔をされ、むかついたのでこの女性・ソジョンを刺したったわ。

 

 

ギョンミはコールセンターで働く女性。

お客様は手話で会話してくる方々。

職場でもなんとなく差別は受けてる気もするけど、気にしてられない。

 

 

 

 

帰り道、ギョンミは道にヒールが落ちているのに気がついちゃった。

あれ?女の子が血まみれじゃん。

ドシクが「ヤベー、見つかった、KILLすっか」と襲い掛かるけど、決死の覚悟のソジョンのおかげでギョンミは何とか難を逃れる。

 

 

 

 

母とともに事件を訴え出てもコミュニケーションが取れない。

そんな二人の前にスーツ姿のドシク登場。

「行方不明になった妹を捜してる」と接近してくる。

ギョンミは殺されかけたときのドシクの顔を見てなかったので、すっかり信用。

 

 

みんなで警察に行くことに。

 

 

事件を聴取されてるところに今度はジョンタクが登場。

「妹がおらんくなったやで滝汗

 

 

韓国アカン警察、ここから本領発揮。

「同じような事件を訴えてる人もおるから、一緒に待ってて」

アカーン、アカーン、アカーン、

アカン・デ・ケーイサツ。

 

 

母はドシクのことを「なんか怪しい人真顔」思うてるがギョンミは気にしない。

この子もマヌケさんなんか!

 

 

色々あってジョンタクとドシクが署内で大喧嘩。
 

 

 

 

警察はジョンタクが悪いと判断。
ジョンタクをスタンガンで攻撃してしまいよる。
ジョンタクは気絶し、ドシクはそのまま帰され、ギョンミたちも家に戻ることに。
 
 
ドシクはギョンミをKILLすることを考えてた。
彼女と母の住む家には音がしたら光で知らせる機械が装備されている。
 
 

仕事の関係で外に出て行った母。

ひとり留守番をするギョンミ。

やって来るドシク。

点滅する音センサー。

斧を振り上げ殺害しようとするが間一髪かわされた。

 

 

 

 

ギョンミは部屋に立てこもるもののドシクが斧でドアを破壊し襲い掛かってきた。

シャイニングやん!

 

 

窓から飛び降り逃げるギョンミ。

追うドシク。

(楽しそうニコニコ飛び出すハート

 

 

 

 

駆け付けたジョンタクに救出されるのかと思いきや、

「妹の居場所を教えたる、

早よ行ったらな、あの子死ぬかもね」

と言われたジョンタクはギョンミを見捨てて妹を捜しに行く。

騙されてるんやけど。

 

 

ギョンミはまたもや逃走。

 

 

町中に行き周囲の人に助けてもらおうとするが、

聴覚障害で何を言うてるのか何をしてほしいのか周囲の人にはわからない。

 

 

ドシクの方が、

「その子妹なんすよ、

ご迷惑かけてすんません」

言うから信用されてるし。

 

 

逃げて隠れたギョンミをわざわざ探し出してドシクの前に連れてくる要らん善意の持ち主もおるやないのん。

ギョンミ危機一髪。

 

 

ギョンミを心配して母も駆けつける。

 

 

ギョンミは刃物を手にして、ドシクに体当たり。

やっちまったか。

いいえ、

ギョンミは自分の腹を刺し、ドシクに刺されたようにふるまった。

 

 

上がる悲鳴。

うろたえるドシク。

駆け付ける警察。

制止を受けながらもギョンミに近づこうとするドシクに向けられる銃口。

そして発砲。

 

 

ドシクは何発もの銃弾を受け絶命。

 

 

全てが終わったあと、

ギョンミ母娘とジョンタク兄妹が仲良く海辺で戯れてるところで。

 

 

■おしまい 

 

 

 

 

 

  ■感想

 

 

 

 

韓国アカン警察のすばらしさったら。

稀に韓国映画を観る方は、

「警察がダメだった」

とおっしゃいますが、

韓国映画でまともな警察の映画があるでしょうか。

 

 

無いですね。

あるとしたら韓国アカン警察の出番がない映画ですね。

言い過ぎ…無気力びっくりマーク

 

 

聴覚障害があるギョンミたちはうまくコミュニケーションをとれない。

ギョンミは聴こえないだけでなく言葉も話せないので手話オンリー。

たまに叫び声。

だから周囲に助けを求めても周囲も(悪意からではなく)なんも出来ない。

モニタ越しになると余計に。

 

 

 

 

殺人鬼の動機がいまいちわからずモヤりん。

たぶん快楽殺人鬼なんでしょうけど、

ギョンミに対しては嗜虐的な気持ちと同じくらい「痛めつけて身の程を知らせたる」と言うマウントが一緒くたになってはるんやろうか。

 

 

ギョンミがひたすら逃げるシーン。

人がいない夜の細い坂道をただひたすら駆けていくギョンミ。

嬉しそうに追いかけるドシク。

追いかける方に余裕があるのは当たり前だけど、ギョンミは耳が聞こえないので音で周囲の状況を察知することが出来ない不利さも相まってサスペンスフル。

 

 

 

 

ジョンタクの阿呆(脳筋だけマン)っぷりが…。

お前助けに来たんちゃうんか~~い絶望

 

 

登場人物全員が(母上だけが用心深い)頭悪いんか?と言う立ち位置なので、若干イライラします。

街にいる人も他人事っぽいし、善意が空回り(と言うか事態が悪化)しとるし。

余計なことすんな、ヴォケが!ってなるよね~ちょっと不満ムカムカ

でもまぁこういうのもアリっちゃアリ。

 

 

ドシクは麒麟川島に似た役者さん、

そう、コンジアムの人。

イカゲームにも出てはったらしいね。

 

 

 

 

 

大好きな韓国ホラー『コンジアム』はこちら。

 

下差し

 

 

この映画のテーマは。

もう少し用心深く出来ぬのか?

上矢印

これ!

 

 

テンポが良くてサクッと楽しめる映画でした。
ギョンミの視点になると一切音がしなくなるのも斬新。
この状況で全力逃走は怖いよなぁ。
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