毎年タイトルを「すごい」だったか「読め」だったか、はたまた別のタイトルだったか忘れるんですが、そんなことはどうでもよかっぺ?
2021年のベスト10
まいります。
1位:テスカトリポカ
2位:機龍警察 白骨街道
3位:兇人邸の殺人
4位:黒牢城
5位:生欲
6位:スモール・ワールズ
7位:闇祓
8位: invert 城塚翡翠倒錯集
9位:雷神
9位:忌名の如き贄るもの
番外:GODZILLA怪獣黙示録
新人賞:ナキメサマ
どーん!
ミステリどーん!!
『怪獣黙示録』は、かなり前の作品なので番外にしました。
『テスカトリポカ』
年度の初めの方に読んでたのに、1位の座びくとも揺るがず。
本当に本当に本当に、面白いんです!
ちょっとハードでバイオレンスだけど、マジで面白いんです。
『機龍警察』
シリーズ屈指の面白さ。
相変わらず容赦ない。
ミステリとアクションとロボットを堪能できるですよ。
シリーズを読むがいい。
そして惚れろ、傭兵の3人に。
『兇人邸』
毎回今度はどんな特殊設定で?なのが良き。
特殊設定ミステリの雄として、このシリーズに大期待。
VS班目機関。どうなるんやろうワクワク。
『黒牢城』
圧巻という言葉がふさわしい作品。
読みなれない方には難しいのかもしれませんが、2021の話題をかっさらった作品であることは確か。
正統派ミステリであり歴史物語。
腰を据えてじっくりお読みくだされ。
『生欲』
ミステリばかりの中大健闘。
安定の朝井リョウ。
「スーパーマンが昨今の事情を鑑みてゲイになる設定」という「間違った方向」(マダム的には)に雪崩れていく風潮に疑問を突きつけた作品。ん?そうなんか?ちょっとちやうと思うで。
細かいことは気にすんな。
『スモール・ワールズ』
短編ながら、そのピリッとした感覚は素晴らしい。
イヤミス風味の作品から、応援歌のような作品まで。
あなたはどれがお好みかしらん。
『闇祓』
気がつけばそこら辺にゴロゴロしているかもしれない闇ハラ。
誰にでもある人の心の暗い部分。
そこをちょっと突けば、正義感の牙城なんて脆くも崩れ去る。
辻村さんの筆力のすごさを思い知る。
『城塚翡翠』
一作目ほどの「してやられた感」は無いもののやっぱり翡翠ちゃんは翡翠ちゃん。
絶対に映像化できないだろうなぁ、こっちは。
詳しく書けばネタバレになるので内緒ですぅ
『雷神』『忌名』
どちらもラストの「うひぃぃぃぃ」がすごい。
絶望感の『雷神』。
ホラーの『忌名』。
どちらもブルッチョいたしますで。
今年は力作が多くて、
本来ならベスト10に入れるものがランク外に。
嬉しいやら勿体ないやら。
やっぱ上位のすごさが半端なかったです。
もちろん好みはあるでしょうが、四の五の言わずに読みやがれってんだ!です。
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