■あらすじ
冴えないおっさんのハッチ。
今日も火曜日のゴミ出しに遅れちゃった
毎日バスで勤務先の工場に通い、トレーニングをする、どこにでもいる中年男。
家に強盗が押し入ったとき、息子は果敢に向かっていったのにハッチは何もしなかった。
パパの面目丸つぶれ。
幼い娘だけがハッチを慕ってくれてるん。
しかしハッチは知っていました。
その強盗が素人だったことを。
しかも、犯人の一人は女。
手出しできんやろ?
娘の可愛がってる猫ちゃんのブレスレットを強盗は奪っていきよった。
ここは許せへん
ハッチは強盗の居場所を突き止め成敗!
と、ふぇぇぇぇ、ふぇぇぇぇぇん、赤ん坊の泣き声がするではないか。
若く貧しい夫婦に赤ん坊。
ハッチは結局何もせず(ちょっと自分の甘さに腹を立てたりしちゃう)帰宅の途につくのだった。
帰りのバスにチンピラどもが乗り込んできよった。
奴らは好き勝手振る舞い乗客の女の子に絡みだした。
ハッチ、ブチぎれ。
チンピラどもをメタのクソに叩きのめす。
自分も手ひどいダメージを受けながら。
そのボコボコにしたやつの中に死者が出て、そいつがロシアン・マフィアン・ボス・ユリアン(語呂がええな)の弟だったことからハッチはユリアンに狙われることになる。
ユリアンはハッチの情報を得ようとするが、
どこを探ってもハッチの子細な情報はわからない。
あいつ何者なん?
何者でもない(Nobody)。
父親と家族が襲撃された。
父親は自力で難を逃れるが、家族にそんなスキルは無い。
地下室に家族を隠し、ハッチは配下とバトゥ。
家族を別の場所に移動させ、ハッチは遺体もろとも自分の家を焼く。
高温でこんがり焼くから証拠隠滅できるぽん。
ハッチは異母兄弟のハリーから、
ユリアンがマフィア業界の抱える裏資産を預かる順番に当たってること、
その業務にうんざりしてること、
ユリアンはやばい奴らしいことなどの情報を仕入れる。
ユリアンの前に姿を現すハッチは手打ちを提案するがユリアンは拒否。
ハッチはユリアンの持つ大金を全部燃やしてしまう。
あああ、その札束のうち一つでもマダムに譲ってもらえぬか?
無理か、そうか。
激怒するユリアンはハッチをまたもや襲撃。
ハッチも自分の勤務する工場を買い取り迎え撃つ準備を整えるのだ。
ハッチの味方、ハリーとオトンも参戦。
「FBIの底力見せたる」
このメンツ、皆FBI関係。
力と技でユリアンたちを撃退。
ハッチは警察に捕まるが、警官が尋問してると上司から連絡があり無罪放免。
彼はアンタッチャブルな人やねんで、警察如きがハッチに何かできるわけもなし。
妻と子のもとに帰ったハッチは新居を捜す。
不動産屋に案内された物件で、
奥様が言う。
「この家に地下室はあるの?」
嫁、最高やんか~
■おしまい
■感想
オジスキー必見。
ノーマークで「5本借りないと安くならへんから」と5本目に借りた作品が大当たり。
こんな面白き作品だったとは!!
アドレナリン出まくりのヒャッハー映画。
これを観ずしてどうするねん?ってくらいマダムにはツボでした。
カーアクションもガンアクションも素敵。
完全無敵のヒーローじゃないのも素敵。
隣人のスポーツカーを勝手に奪っていくのも素敵。
素敵の前に全て平伏すが良い。
妻を心から愛してる善き夫。
息子にちょっと馬鹿にされてるパパ。
娘ちゃんが可愛くて仕方ないパパ。
このおっさんが、
家族を守るために己の持つ全能力を注ぎ込んで戦う。
惚れる。
惚れるのことよ
おっさんのオトンもかっこええし、「勘弁してくれ」言いながらもいざとなったら駆けつけてくれる異母兄弟もかっけぇぇぇぇ。
何より流れている(使用されている)音楽のセンスが最高やねん。
ここは特筆しとくわ。
己の経歴も何もかもを捨てて手に入れた家族。
フツーの暮らし。
フツーを守るのは実は難しい。
敵対するユリアンも、お茶目でありながら怖いおっさん。
ニコケイ兄貴のこれもそうだけど、
マダム、おっさんがバトルってのにどうも弱い気がする。
ピンと来たら是非とも!
この映画のテーマは。
おっさん、
漢や!
これ
完全無欠の「行ったれムービー」は、
心を和ませる効果抜群。
(個人差があります)
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