読書メーター8月のまとめ(2021)と車いすバスケ | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画と読書の感想を気が向いたら書いてます。
どちらも、ホラーとミステリが多め。
ホラーなら悪魔よりゾンビや怨霊。
ミステリならイヤミス。

8月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:5026
ナイス数:1332(嬉しいです♡)


白日白日感想
子供のいじめ問題や自殺問題なのかと思ったら企業の中の派閥争いやらなんやら。ちょっと「思うてたんと違う」でした。親御さんがつい口走っちゃったホンネが子供を追い詰めるってありがち。出版社、IT関連、予備校が作り上げる理想の学校…Nの付くところを想像しちゃった。あそこは成功してるん?
読了日:08月30日 著者:月村 了衛
生き屏風 (角川ホラー文庫)生き屏風 (角川ホラー文庫)感想
県境を守る妖鬼・皐月をメインに据えたファンタジー。ホラーの括りに入れられてるけど怖くないのでやっぱファンタジー。ほんのりと心が温かくなったり切なくなったり。派手な殺戮シーンも脅かしもない淡々とした作風。「そこがいいんじゃない」と言いたくなる。
読了日:08月29日 著者:田辺 青蛙
雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)感想
相撲に1ミリも興味がないので相撲の部分は飛ばし読み(ごめんなさい)。それ以外は、それがこう来てああなっちゃうのね、ナルヘソでした。ボーイ・ミーツ・ガールでありカエル・ミーツ・カエル。なんやそれ。
読了日:08月27日 著者:城平 京
わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)感想
ドラマは見てなかった。「定時には帰る」という目標を掲げている主人公のお仕事小説。いろんなタイプの同僚が出てきたけど、なんとなく「そ…そうなんや」という感じで読み終えちゃった感。
読了日:08月27日 著者:朱野 帰子
夜波の鳴く夏 (角川ホラー文庫)夜波の鳴く夏 (角川ホラー文庫)感想
ひとならざる者ぬっぺほふ(かあいいお肉ちゃん)が、美しい令嬢コバト姫に思いを寄せ悶々とする物語…え?ええええ?この展開、なんですのん?中盤以降のジェットコースター感ったら面白すぎてどうしよう。歪みまくった愛の果てに行きつくところは地獄か極楽か。最初のゾッコンLOVEがそういう結末を迎えるなんて。二人?の未来にカンパイ。
読了日:08月24日 著者:堀井 拓馬
亜シンメトリー亜シンメトリー感想
一話目はパズルみたいで面白かったのですが、後の三作品は私には合いませんでした。特に最後の話は、トリックというか括りに縛られすぎて窮屈だしまどろっこしい。だからなんなの?どういうことなの?どなたか解説して下さらないかしら。
読了日:08月22日 著者:十市 社
ヒポクラテスの悔恨ヒポクラテスの悔恨感想
連作短編。犯人はすぐわかる。社会問題を絡ませるものの、あまり深くは突っ込まない。その分、読みやすかった。さらっと話が流れて行って気がついたら読み終わってたよ。司法解剖は、なかなか簡単にはいかないよね。遺族感情よりも大きな壁はお金なんやわ。世知辛い世の中。
読了日:08月20日 著者:中山七里
黒牢城黒牢城感想
最初は読みにくくて難儀いたしたが、なに、慣れれば一気に読めまするぞ。読み飛ばすなんてもったいないことが出来なくて丁寧に丁寧に読んでしまった。面白すぎる。千代保様が淡々と語られる死生観があまりにお辛すぎて泣けた。そうよ、あの世に行ってまでしがらみなんか、ましてや苦痛なんか背負いたくないわよね。戦国時代マニアでなくても、なんとなく黒田官兵衛は知ってるよ?くらいの知識でも大丈夫。
読了日:08月17日 著者:米澤 穂信
恋に至る病 (メディアワークス文庫)恋に至る病 (メディアワークス文庫)感想
才色兼備で誰にでも好かれる寄河景と、彼女にどうしようもなく惹かれていく宮嶺の物語。景が「crybaby」の牧村美樹ちゃんを彷彿させる口調なのでより心に痛し。そんな簡単に引っかかったらあかんぇ?と思いながら読んでたら、そういうどんでん返しか。景の真意はどちらとも取れるけど、これからの人生を宮嶺はどう生きていくんだろう。ここから先はグレート余生なのか?だとしたらあまりにも辛すぎる。
読了日:08月15日 著者:斜線堂 有紀
どうしてわたしはあの子じゃないのどうしてわたしはあの子じゃないの感想
どうしてわたしはあの子じゃないの?みんな思うんだよ。あの子だったら別の人生が…。そこにある苦しみや葛藤は、羨んでる人には見えないのにね。メインの登場人物のほとんどに「せやな…」と共感できるのに五十嵐だけは、なんなんこいつ?でした。下手したら暴言吐きジジイや押さえつけるだけの両親よりイヤかも。
読了日:08月13日 著者:寺地 はるな
貴方のために綴る18の物語貴方のために綴る18の物語感想
訳あり女性に「文章読んで感想書いたらお金あげまっせ」な話が持ちかけられると言う、どこか既視感ありきの作品。綴られる話は小粒ながら、それなりに楽しめた。流れとしては2週目の方が好き。
読了日:08月09日 著者:岡崎琢磨
同姓同名同姓同名感想
幼気な少女を殺した犯人大山正紀と奇しくも同姓同名だったがためにめんどくさい人生にさせられてしまった同姓同名の大山正紀たち。「いや、もう、ホンマ難儀なんですわ」と同姓同名被害者の会を1人の大山正紀が立ち上げ、何人もの正紀が参加。個性を持たせながらも上手い逸らし方もあり、意表を突いたラストまでドキドキワクワクしながら楽しく読めました。ネットは怖い。ブレーキの踏み所がわからないまま暴走ってのも多々あるし。
読了日:08月07日 著者:下村 敦史
@バスルーム (富士見L文庫)@バスルーム (富士見L文庫)感想
誘拐されバスルームに監禁された地下アイドル。Twitterで助けを求めるも、まあこうなるでしょうと言う流れにしかならない。後半ようやく惨劇が訪れるが、オチは案の定かなあ。監禁されてどうやって逃げるか系作品としては初心者向き。サクサク読めて退屈させないように工夫を凝らしてる所は高評価。
読了日:08月06日 著者:川上 亮
うらんぼんの夜うらんぼんの夜感想
因習に絡め取られた排他的な村。村から出ていくことを心に秘めている主人公奈穂。都会から移住者が来てから起きる不穏な出来事。余所者は仲間に入れたらへんと言うムラ社会のいやらしさ。オラ、こんな村嫌だー。濃密な人間関係故に起きるミステリは、その奥底にホラーを秘めていた。地蔵、盂蘭盆、害虫、匂い立つ花。舞台は整う。…で、アレはどうしはるん?ずっといてはるん?こう言う結末がお嫌いな方の評価は低いでしょうが、私は大好物でございますよ!
読了日:08月05日 著者:川瀬 七緒
まだ人を殺していませんまだ人を殺していません感想
スロースタート。良世くんがどんな思いなのかが分かりにくいまま話が進むが、後半、彼の抱える重たい現実と辛さにもらい泣き。だから絵で認められなかったことでキー!ってなったところに逆にちょっとホッとした。感情出せたんだね。詩音と彼のママにイラァ!っとなっちゃったよ。
読了日:08月04日 著者:小林 由香
インビジブルインビジブル感想
時代設定が大好物な上に、場所が大阪。東大出エリートと中卒若手のバディもの。コテコテの大阪弁が善き。ミステリとしても殺人の犯人と「えべっさん」の謎。あの戦争だからこそ生まれた動機、悲しみ、やるせなさ。面白かったです。
読了日:08月03日 著者:坂上 泉

読書メーター

 

 

オススメ

 

●うらんぼんの夜

●恋に至る病

●黒牢城

●夜波の鳴く夏

 

 

『うらんぼん~』を読んだ時には、

こりゃもう今月ダントツですがな!と思ったのに。

『黒牢城』が並走ーー。

 

 

読み手を選ぶ『黒牢城』。

若い子でも読める『うらんぼん』。

『黒牢城』は文章が苦手で時代ものを読みなれない人にはしんどいです。

 

 

『恋に至る~』は、斜線堂さんらしい一冊。

ミステリ初心者ならきっとびっくらぽん。

 

 

『夜波~』は、中盤以降の怒涛のスプラッタ展開とどんでん返しにドキワク。

やし●あ●きさんのブログを読むたびにかあいいお肉ちゃんって思ってしまう弊害あり(お前だけじゃ)。

 

 

 


 

 

車いすバスケ、ベスト4進出おめでとうございます。

昨日は第4Qが、心臓に悪いでござる展開で、

どうしませう滝汗

ハラハラアセアセでした。

 

 

推しメンの鳥海君が活躍して、

うれしやうれしや照れ

 

 

ところで、

もし万が一今後またもやジャパニーズでオリムピックをなされるのでしたら、

日本の伝統芸(そうなん?)、

ぐるぐるバットも競技に加えてもらえませぬか。

 

 

三半規管の強いアスリート、

来たれ!

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