いるのか、いないのか、どっちやねん!
EXO<エクソ:地球外侵略者> [DVD]
4,104円
Amazon |
侵略者がな、地球を狙いよってん。
人類は地下に逃げて、攻撃も一段落してるんやけど、
監視体制は手を抜きとうないやん?
そんなこんなで監視に来たんやけど。
57年前。
EXO(地球外侵略者)によって、人類は大いなる痛手を負ったん。
生き残ったん5%やで?消費税以下やで?
人類は地下に逃げ込み、そこで陽の光を見ること無く一生を終えるんさ。
稀に、地下に逃げ込まないものもいるけど、彼らは「はぐれ者」と呼ばれて強制的に地下にいきなはれ!ってされます。
外界に出られるのは、監視役となったもののみ。
地上に建っている監視塔で、EXOを見張る役目が回ってきた時の100日間だけ外に出られます。
でも別に「外の世界よ、ウフフ」ってテンションじゃないし~~。
何個かの監視塔があるけど、基本一人で仕事をこなさなあきません。
S.U.M.1一等兵もそのうちの一人。
陰気な森に建ってる監視塔に押し込まれて、めっちゃブル~やわ。
毎日毎日監視と、本部への連絡。
飽きるわ…3日で飽きるわ…。
マダムなら30分で飽きるわ!(根気なさすぎ…)
S.U.M.1は住み着いていたネズミと仲良くなりました。
それくらい退屈で人恋しい。
カメラが壊れたり、修理に行ったり、ビビったり。
そういうイベントも発生するものの基本は同じことの繰り返し。
いわくつきで退官したらしい前任者が残したメモをみつけ、
他所の監視塔を発見したものの、「ちょっとお邪魔しまんにゃわ」って出来ひんし。
自分の担当区域から出ようとしたらバリアに阻まれてビリビリってなるんぇ。
原則、監視者同士が楽しく和気あいあいと交流することは禁止だし。
スーさん(S.U.M.1のこと)は、どんどん精神的に摩耗していきはる。
「もしかしてEXOが留守してるときに入り込んだんちゃうか?」という妄想に取りつかれたり。
本部は「そんなこと起きるわけない」と断言するけど、電気設備の不具合で停電が起きたりするけど、チラチラした映像に「何か」が写り込んでる気がするんよ。
なかなか来れなかった電気修理係MACがようやく来てくれました。
「変なん映ってるやろ?」と言っても知らんがなスルー。
友達にねずみに狼藉を働き、ネズミさん瀕死チュウ!
キィィィィィ!何するアルカーーー!
スーさんは、あることに思い至ります。
「EXOなんておらへんのんちゃうのん?偉いさんが自分たちを集めて管理しやすいようにしてるだけなんちゃうのん?。
昔EXOが襲ってきよったんは事実やろ?
せやけどあれから何年経つ?もう、奴らもいてへんのんちゃうのん?」
そんな時「北に敵が来た!」との連絡。
イラつきマックスのスーさんは、マグカップを床に投げつけて苛立ちを解消しようとしはりますが、マグカップの中にはチュウ太郎がおった。
昇天…。
チュウ太郎!(嘘、ドクって名前です)
監視塔の外に出ていってEXOや!と撃ち殺したら、なんとお仲間じゃん。
うひーーー。
マッパイベントも発生したりして…。
はい、もうEXOなんか嘘八百!
俺らを縛ってるバリアを破壊して、何もないことを証明したらぁ!
…なんも起きひんわーーー!起きひ…うぇぇぇぇぇぇ?
EXOって、ホンマにおったん?
うそよね~~~ん。
いや~~ん、MACも食われちゃったぁ~~~ん。
S.U.M.1はEXOに襲われます。
銃声だけが虚しく響き…。
おしまい
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
全部妄想じゃけぇ!と思ったら真実でした。(*ノω・*)テヘ。
(*ノω・*)テヘで済むか!
100日間、無機質でモニターに囲まれてて、わけの分からない正体不明の「ナニモノか」をいつも警戒してて。
そりゃ精神もおかしくなるわさ。
スーさんは、この時代の人には珍しい「睡眠中に夢を見ることが出来る人」なんですよ。
他の人達は、夢なんて見ない。
スーさんは特殊な人なん。
そういう伏線は一応あるの。
妄想癖が強くて、想像力が現実を凌駕しちゃう人である可能性と、
物事を多角的に見ることが出来ず、思い込んだらな面を持つことと、
多感ゆえにメンタルが脆弱。
そういう種類の人なんじゃなかろうかと推察してみました。
まぁ前任者もアレなんで、こういう任務についたら何かしら精神をやられるんやろうな。
だから100日という期限付きなんよ。
しかしさぁ、100日って長いで?
あんな無機質なところはアカンて。
もう少し潤いがないと…。
食べ物一つとっても、鳥の餌みたいなんに水混ぜてこねこねしてペースト状にしたものを延々食べてるだけ…。見た目があんなんではアカン!
食に対しての美意識が高いジャパニーズなら、
「せめてカップ麺を置いとけ!冷凍食品常備しとけ」って思っちゃうよ…。
唯一の息抜きがタバコ一本。
他の監視塔の人達とも情報交換できたり、他愛のないおしゃべりを出来たり…そういうところに気をつけてあげないと、希少な若いオスがどんどんイカれてしまいよるがな!
ラスト5分の衝撃のためにつまらんのを見続けるか。
つまらんけどラスト5分ほどのカタルシスで帳消しになるか。
人それぞれだと思います。
でもできればもう少し、起伏のある前振りであってほしかったかな。
閉塞的で地味な作風。
主人公も生真面目。
ドイツの映画だからなぁ…。
真面目が裏目に出てしまった感がありあり…。
前半で「観るのやめ…」な人が続出するんじゃないかしらん?と思うほど、
退屈でございました。
チュウ太郎(ドクだってば!)が、可愛らしい。
観どころはチュウ太郎!
そんな愛おしいチュウ太郎を自分のいらいらでKILLっちゃうスーさん。
激怒して物に当たったり人に当たる前に、
一回深呼吸しんしゃい!がテーマじゃないやろか?
…なワケあるかいと思ったらポチ!
↓