ミッチャンの撮影「第2弾」です
(あらすじ)
店に入って15分間エンジョイして、次はお楽しみタイムとなる
そこでキャストから魔法の筒を受け取り、ファンはどちらかの手で蓋を持って空けることになる
キャストはお楽しみタイムの準備のため、一旦席を立ったのであった
ではスタートです
ファンは魔法の筒を差し出された後、左手に蓋をもって筒の蓋を空けました
しかし雰囲気という酒に酔ってしまっており、そこからの記憶が殆どありません
今記憶にあるのは、間もなくフィーバータイムが始まるということくらいです
ファンは今まで何があったか、簡単に思い出すことにしました
んん・・・?
(確かに魔法の筒をこのように渡されたんだったな)
(さっきは酔っててよくわからなかったが、キャストがファンに何か語っていたんだった・・・国・・・?テンヤ・・・?)
(あ、そうだ!記憶が確かではないが、魔法の筒ともう1個何かあって、国・・・?)
(もう1つの言葉としてテンヤ・・・?グラス・・・)
(あ!完全に忘れてしまっていたが1つだけ思い出した!国語無双という筒とテンヤオというグラスがあると言っていた)
(そう!ファンはこの店の最高のお酒「ロイヤルストレートブレッシュ」を注文したからゴールド特典である国語無双という筒を差しだされたんだった)
ファンの酔いは徐々に弱まっていって記憶がはっきりとしてきたのです
(そういえば、店の受付で写真指名用として、この写真が貼ってあったっけかな・・・)
(そうだ、さっきこの店の最高のお酒「ロイヤルストレートブレッシュ」を注文しなかったらポイントが付かず、15分で打ち切られると先輩から聞いてたんだった、だからあの時は先輩からのアドバイス通りにこの店の最高のお酒「ロイヤルストレートブレッシュ」を注文したんだった)
ちなみに注文用のメニュー表はこうなっていました
1.ロイヤルストレートブレッシュ
→ 平均1分以内にワンシャッターを押しつつ会話もするというシャンパンゴールドをイメージした一番高価なお酒
2.セッピャントニック
→ 平均2分以内にワンシャッターを押すが、会話は少なめというウイスキーをイメージしたお酒
3.ビカンジュース
→ 平均3分以内にワンシャッターをを押しつつ会話もするというミカンジュースをイメージした飲み物
4.ゼアー
→ お話だけで全く撮影しない(エアー(air)つまり空気、要するに何も注文しないというイメージ
※1、又は2・3の同時注文で一定数となるようです
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・・・・・・・・・・・・・・
気が付いたら従業員に起こされるように声を掛けられていました
どうやら今からフィーバータイムが始まるようです
(そう、さっきの魔法の筒「国語無双」をゴールド特典として受け取ったんだったな・・・)
ここで・・・
たん~♪たん~♪たたたたん~♪たん~♪たん~♪たたたたん~♪・・・
といういかにも盛り上がりそうなフィーバー音楽がかかりました
店長 : さあ!フィーバーターイム!
みーんなで!盛り上がっちゃ王(おう)~!
店長からのアナウンスが始まりました
「当店でのフィーバータイムはゴールド特典を受け、かつ国語無双の筒の蓋を特定の空け方でされた者だけが見ることができます」
「ちなみに当店でのフィーバータイムはダンスタイムではなく、大人のポーズを披露するのが特徴となっております」
「キャストの後ろに映る影にも注目ですよー」
アナウンスが終わると同時にキャスト達が現れました
そこでキャスト達が所定の位置に着いてファンお待ちかねのお楽しみが始まりました
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・・・・・・・・・
左側にあるランプの光は、酒酔いの人だけにしか見えないといわれる魅惑の光です
そしてその光には酒酔いから瞬間的にキャスト酔いに変えてしまう効果があります
暫く見ていると左の光が消えました
酒酔いから覚めてキャスト撮影に集中します
フィーバータイムが開始されてから10分が経過
フィーバータイムが終わり、キャスト達は、それぞれ指名してくれた客のところへ戻っていきました
いかがでしたか?
綺麗に撮れました?と聞かれました
撮れました、と言いました、すると・・・
ここでどこかから声が聞こえてきました
「君が酔ったのは何故だ?答えよ!」と
ファンは言った
「雰囲気に酔った」と
すると再びどこかから声が聞こえてきました
「それはどういうことかな?」と
するとファンは
「最初は酒に酔ったと思いました」
「しかしよく考えれば酒は飲んでいません、何故ならこの店は酒を飲むのではなく、撮影をする店です」
「さっき酒を注文したものの、周りの雰囲気に呑まれてしまって酒を飲んで酔ったという感覚になってしまっただけなのです」
(飲む、ではなく、呑む)
「だって酒を飲んで酔ってしまったら15分以内で酔いを醒ますのは殆ど無理で、今このように話が出来ないと思います」
と言いました
(この会話の内容はキャストも従業員もしっかりとチェックしていたのです)
すると再びどこかから声が聞こえてきました
「わかった」と言って声は静まっていきました
気が付いたら、キャストが再び従業員に合図を出しています
(今度は何だ・・・?)
(どんな合図?もうそんなことは気にせず・・・)
もし酒に酔ったと答えていたら退場処分にされていました
だって撮影会で酒を飲んではいけないでしょう?
酔ったのが酒ではなくこの雰囲気に酔ったのなら、撮影をエンジョイしている証拠で、それなりの撮影が出来てます
なので合格です
ここでファンとキャストは引き続き楽しい会話を続けていけるのでした
めでたしめでたし
・・・って、まだ終わりではなーい(笑)
フィーバータイムが終わってから5分間撮影しつつ、トークをしていると店長からお声がかかりました
「お時間となります、延長はなさいますか?」
お客様の場合、一定数を超えるご注文を頂きましたので、通常延長の他に・・・
トークの時間が減りますが、キャストが衣装替えを行うというプラチナ特典を受けることが出来る撮影延長も可能です
その他にはキャストが衣装替えを行わず、トーク時間が縮小されないスーパーゴールド特典が受けれるトーク延長も選べます
どうされますか?
ファンは「勿論、撮影延長で」と言いました
キャストより
撮影延長ありがとうございます
では衣装替えしますので、暫くお待ちください
どうやらロイヤルストレートブレッシュを注文することで一定数を超える注文となったようです
ちなみに一定数を超える注文とは、平均1分以内に必ずワンシャッターを押す、という意味だったのです
基本的に撮影会とは撮影をするところなので、ワンシャッターをするのに間に5分以上かかったのでは、撮影というよりお話するだけの会に近づいてしまいますから
さあ!プラチナ特典を受けることになり、泣いても笑っても!あと15分です
この後はどういう展開が待っているのか!
続きは後日、最終回の「第3弾」にて