40年前、新卒で赴任した学校の養護の先生が
中国の教育研修で教わったという「視力回復運動」なる、
目のツボの指圧を全校的に広めていました。
毎朝5分間、音楽と共に各教室で、行うのです。
第1から第4体操まで、あります。
第1体操
眉毛の生え際、鼻の根もとの両脇を
2本の親指で、下から上へ押し上げます。
8呼間1セットで8回、
8×8で64呼間します。
なかなか、気持ちのいい指圧です。
第2体操
目頭を親指と人差し指で、つまみ上げるのです。
これも8×8=64呼間
本を読んで、疲れたときに
やっている人を見たことがあります。
第3体操
小鼻に薬指と中指を当てると、
人差し指でさわれる
ほお骨の下のくぼみに気が付きます。
そこを中指と薬指の2本で、左右同時に
指圧するのです。
これも8×8=64呼間
そして第4体操
両手の肘を肩まで持ち上げ、親指でこめかみを
押さえます。そして中指で眉毛の上を
付け根から4ヶ所、
目の下の骨の上を4ヶ所押します。
これを1回として8回
8×8=64 をカウントします。
以上です。
私は、眼鏡を2種類持っています。
私の年齢になると、多くの方がそうだと思いますが、
近視用と遠視用です。
遠視用は、細かい書類や本を読むときに使います。
近視用は、美術館で絵を鑑賞するときや
テレビがよく見えるように作りました。
もちろん(?)乱視入りレンズです。
半年前からブログ作りで、
パソコンに向かう時間が増え、
視力を落としたのではないか心配になりました。
眼科へ行き、視力や
目のさまざまな検査をしました。
視力は、(右1.2・左0.9)でした。
「老化と共にピントを合わせるのに
時間がかかるので、見えにくい感じがする。」
ということでした。
近視の眼鏡を作り始めたのは、40代で、
裸眼の両目は、0.7でした。
運転免許証の更新や健康診断のときなどは、
決まって「目の体操」をしてきました。
お風呂でも、湯船につかっている時に
手を抜きながらも、毎日のように
続けていました。
そのおかげなのでしょうか。
意外に現在の視力は、よかったのです。
リンパマッサージの先生に話したら、
「血行をよくすることは、いいこと。」
とおっしゃっていました。
東洋医学のことは、分かりません。
でも体中にツボがあるとしたら、
「視力回復」をうたったこの体操も
ツボの効果をねらったものなのでしょう。
脳腫瘍の手術の後、想定外の後遺症を抱え、
何とかしたいともがいていた当時の私を
思い出します。
視力をよくすることは、目を酷使する
環境に囲まれている現代人にとっては、
難しいことかもしれません。
でも、よくすることは出来ないにしても、
これ以上悪くしたくないので、「目の体操」を
続けていこうと思っています。
