映画『アーガイル』 | 牧内直哉の「フリートークは人生の切り売り」Part2

映画『アーガイル』

『アーガイル』

公式サイト:https://argylle-movie.jp/

 

富山県での劇場上映は既に終了しています。私もギリギリ間に合いました。

キングスマンシリーズのマシュー・ボーン監督の痛快スパイアクションです。

少しリンクさせたりもしてましたが、本作の続編は果たして・・・。

 

(以下、“適度”にネタバレしています。ご了承ください)

 

オープニング、イギリスのスパイ映画はこうだよね。といった感じで、

エンタメ要素のあるウィットとお色気とアクション・・・と思ったら、

これは主人公の作家エリー・コンウェイが書いたスパイ小説の顛末でした。

アーガイルはその小説の主人公の名前なんですね。第4作も大ヒット。

 

ファンからは第5作も要望され、実はエリーは書き終える直前でした。

が、事前に読んでいた母からラストをダメ出しされてしまいました。

それならば一緒に考えましょうと、エリーが帰省の列車に乗ったら、

なんと!車内で「あなたのファンだ」と名乗る本物のスパイに出会い、

しかも、謎の組織から命を狙われる羽目に…という展開です。

 

どうやら彼女の小説が組織の行動の予言になっていたらしいんですね。

あれ?なにか他の映画でもこういう設定あったような気がする・・・。

というのはあまり気にせず鑑賞しておりましたら、

本作には「実はエリー自身も敏腕スパイ?」という設定がありまして、

そこから描かれる世界が現実なのか想像なのか分からない面白さ。

加えて『キングスマン』らしいウィットや小粋さも楽しめました。

 

主役のブライス・ダラス・ハワードは、

ジュラシック・ワールドシリーズではそんな感じじゃなかったので、

本作は役柄でウェートを増やしたのか、そこは分からないのですが、

少しポチャッとした感じがスパイっぽくなくて上手い演出だと思いました。