さて、
なかなか関西以外には馴染みのない
「みかた残酷マラソン全国大会」。
参加に前向きなだれかさんのために(だれ)、
最後に備忘録だけしたためます。
地の果てまでの移動手段
おそらくこれが参加に際し、最大のネックかとおもわれます。
とにかくね、行きづらいの。車がないとたどり着けないの
そもそも山陰地方には、日本が誇る「新幹線」が通ってないのがいちばんの原因。まあ兵庫県なので教科書的には「山陰地方」とは習わなかったとおもいますが、
ここですよ、ここ。
コレ、神戸や姫路などと同じ県のくくりにしていいのか?
キングは兵庫県が日本海に接しているのも知らなかったw
とにかく周りに駅はないし、空港すら見当たらず。
一応、オフィシャルでは新大阪発のマラソンバスが出ているらしいのですが、前提として小代地区にホテルがとれている場合のみ有効(バス券と宿泊がセットではないのだ)。それも片道4時間くらいかかるとか、ほんとうに残酷なはなしですw
なので、関東から行く場合は、飛行機+レンタカーになるのではと。それも最寄りはおそらく「鳥取空港(←他県じゃん)」。そっから会場まで50キロ。
我々は、鳥取駅前に宿を抑えましたが、小代周辺には温泉街もあるので、前日から移動しておくのもあり。なので未だ正解はわかりませんが、羽田~鳥取空港(鳥取駅前泊)+レンタカーという一例、ご参考までに。
会場とか駐車場とか
スタート、ゴールは小代小学校。運動場が会場となり、その中にある建物が男女別の更衣室になっています。
荷物は貴重品のみ預かってもらえ、あとの荷物は更衣室へ置きっぱシステム。トイレは校庭にずらりと並んでましたが、3000人の規模で足りたのかな?なんせ20分遅れて到着したのでそのへんは不明w
そして今回、珍事となった駐車場問題なのですが。
けっきょく、どこに公式な駐車場かあったのか、未だわからないというw 近い順から埋まっていって、遅くなると3キロほど離れたとこになるという触れ込みでしたが、いったいどこにあったんでしょうね
口コミを見ると、今回の駐車場問題は、今年に限って発生してしまった事件しく、それは今年が30回の記念大会のため、例年の1.4倍ほどの人が集まったせいとか。
おそらく、みかた残酷のこと、今回の駐車場問題は必ず全力でクリアさせて来年に臨むと思うので、来年以降の取り扱いに期待。て、もっと広範囲で町全体が駐車場になってたりしてww
えげつないコース
足柄峠や馬返しや、それなりきに走りこんできたわたしくめですが、想像以上にはキツかった、けどなんとか走れるくらいの坂でした。(どっちやねん)
例えるなら、最大のところは、足柄の大ボス若しくは馬返しの最後の2ターンくらいの傾斜で、その距離が少し短くなったくらいの感じ。
も、もうだめでゴザルと歩きそうになる直前に到達し、下りがはじまるという繰り返し。そう、上っては下り、下ると上る、が最後の1キロまでつづくという
距離はなぞの24キロですが、走り終わるとわかりますね。この町の魅力を余すところなく伝えようとすると、必然この距離になるのだということ。
もしくは全村民の家の前をとおるとなると、そのくらいになるのかもしれません
完走へのこだわり
この大会、「完走してナンボというところもあるため、Tシャツとタオルは「完走後」にもらえます。
そのぶん、主催者側の「完走」に対する熱意は激しく、前述した下記みっつに加え、
①アーリースタート(制限時間内の完走が難しい方は30分早くスタートしてOK)
②関門突破OK(関門にひっかかっても進む意思があれぱ行ってよし)
③制限時間超えてもOK(13時までの制限時間を超えてもできるだけ待ってます)
最後の一つがこれまたしびれる。
「都合が悪くなって来られなかった方若しくは当日、ゴールできなかった方のために、次の週の土日を再チャレンジ日として設けます。その日は制限時間なし、最後のランナーまでサポートします」
って
みかた残酷、どんだけ手厚いんだ
もはや、大会だか町のイベントだかわかりませんが、「とにかく一人でも多くのランナーに、この完走Tシャツを着てほしい」という町長さんの熱い気持ちが震えますね。
ええ、このなかなかコーディネートしにくいTシャツですけども
完全畳と同化しとるw
みかた残酷を走って
六月第二週というのは、実はいろいろな大会あたり日で、もともとは、lisaさんからキンメのお誘いを受けていたんですね。
シリアスレースもひと段落。
ネンイチのウルトラも片付けた直後。
いっちゃん自由奔放に好きなレースにでていい月だというので、キンメも楽しそう!とおもいつつ、ほかになんかやってんのかな?と検索したところ、この大会がふわりと浮上。
そう、takoさん同様
「いつかと思っていることを、今やる時期にいるのでは」と。
昨今、行きたいと思っていた大会がなくなってしまうことも多く、また自分の健康年齢を考えると、いつまで走っていられるか、もうそんな歳にもなった自覚もあり、
そんな想いで選んだ「みかた残酷マラソン」
ずーーっと「いつか」はしりたかった大会。
たった24キロのために、飛行機に乗って車を走らせ、二泊三日も滞在するというのは(帰れるかもですが後泊推奨)、なかなかにハードルが高く、数年恋焦がれながら二の足を踏んでいましたが、今回、エイヤで出走を決意。「'いつか'なんて日は想ってるだけじゃこねー!」
そうして、はるばる向かった美方(小代)。ここまでして行ってよかったと思えたことが、この大会のすべてです。
派手な演出も華美な飾りもないし
ゲストランナーとか華やかなものもないし
コースはエゲツナイし、クソ遠いし、
笑っちゃうくらいの朴訥さですが
また行きたいな、と早くもふたりちょっと野望を練っています。
そんな大会に出会えて幸せでした。
そして、このレポで少しでも、それをおすそわけできましたら光栄です。
迷われている方はぜひ一度残酷へ!
そんなこんなでレースレポおしまい
ありがとうございました!