レースレポつづきます。
10キロ関門を目標とおり50分カットで無事通過。ここからはキロ5で間に合うと、少し安堵し進みます。
しかしこの最初の折り返しは、毎度のことながらドキドキ。対向車線はすでに交通解除。バンバン車が通っているのを見ると、自分がいかに後方にいるか怖いくらいに実感します。
この10キロ～15キロが、一番苦手な区間。
少し上げられるほどに足はまだ残っているも、ここで上げたら痛い目に遭うと、慎重に進みすぎる結果、毎年ペースダウンしているところ。
それなのに、こんな序盤に捕まるわきゃないと過信し、関門を気にせず進んでいた昨年。あとから結果を確認すると、この辺ですでに関門時刻1分前を切っていたという。そうしてあの20キロ関門ダッシュに繋がったという次第です。(1時間40分01秒で通過。数字だけみるとアウトじゃんw)
なので、今回よくよく気をつけていたのは、「ガーミンさんだけを信じるべし」。
というのも、周りは夥しいほどのランナーが同じペースで走っており、ついぞ安心してしまうんですよね。知らず回り全員がキロ5オーバーしていても気が付かないくらい信じてしまう。集団の心理ってマジこわい。
そうして昨年、そこにいた全員が晴天の霹靂で「(20キロ関門)残り50秒～!」の雄たけびを聞くハメになり、そのまま全員カスミ網にかかるというのは、全くあり得ることを知ったので、
みんないるから大丈夫、はナシ。
信じるものは、数字（ペース）だけ。
そのため今回は、手元の時計をチラチラ確認し、キロ4.55をオーバーしないように、たんたんと15キロ関門を通過。まだ上げられそうな感覚もあれど、半分までは我慢我慢と、若干抑え気味に進みます。
たしか20キロ手前だったでしょうか。後ろからきたランナーさんが「大丈夫ですよ、完走ペースより速いですよ」と声をかけてくださいました。ありがとうございます。とても心強かったです
。
ほどなくして、前方にうみたまごが。そして迎えるの20キロ関門。昨年は、このへんでダッシュしたよなーとN森さんの顔を思い出しながら、今年は苦笑いで通過。
ハーフ地点は1時間42分25秒。先週の新宿シティとほぼ同じタイム。そーいやあの時はまだまだ余裕あったなーと、今回はそれが後半の自信になり、練習レースの位置づけをこのとき始めて知りました(遅)
ハーフを過ぎると、苦手なバンク。9回はしってもどのへんを走るのが正解なのか正直いまだににわかりまてん（ポンコツかw）
この区間は走りにくいし、応援も少ないし、日陰で寒いし、つまんないし、はやくはやく大分市内に入りたい!とそれだけを想い、無心でもくもく進んでいると、
後ろからきた女子ランナーさんが「みやみさん、大好きです!」ってナニソノうれしすぎる愛の告白めっちゃ元気でました!ありがとうございます!（たぶん前にお会いしてますよね?）
おかげで少しペースアップして25キロ地点を通過。
写真提供;青シャツさんスポーツ（ありがとうございます!）
ん?あれ?まだまだあたし余裕あるぞ?
25キロを過ぎてから、もう出し惜しみしなくてもいいだろうと、少しずつギアを入れ直し。するとするすると走れるようになり、30キロすぎてさらにアップ。
正直、こんな感覚は久しぶりでした。
この数年、30キロ過ぎからはもう瀕死のゾンビ、這う這うの体でただ足を運んでいるだけのところ、周りをどんどんパスできるようになり、どこにこんな足が残っていたやら、もう抑えることなしに走れるのがむしろ楽しく気持ちよく。
スライドで、ひさよさんとオグきなさんをキャッチしてエール。(ひさよさんPB、オグきなさんセカンドベストおめでとうございます!)
そして折り返して35キロ通過。
残り7キロ。たった7キロだ。
昨年は、ここを関門9秒前に通過。すでに30キロすぎからキロ5オーバーで走っていたため、もはやこれまでと、誰しもがおもっていただろうところ、
ぜったい諦めないとその気持ちだけを抱え、そっから最後の力を振り絞り、最後の最後でペースを上げ、意地で40キロ関門を11秒前に通過したじぶん。
だから、ことしも最後まで諦めない。
昨年のじぶんに負けるわきゃいかねー
タイム的には昨年よりずっと上等に進んでくるも、その「諦めない気持ち」を比べたとき、昨年のじぶんに負けたくない、さいごの7キロはそんな想いで、
40キロ関門を約6分前に通過。
昨年はここから温情に甘え、ちんたらジョグにしてしまったけれど、今年はここをしっかり走り切る。それがわたしの借りの返し方。
そう決めて最後の2.195キロ。
こっから競技場までが最後の勝負。
手綱を緩めることなく進んでいくと、
土手に出て残り1キロの標識が。
いつもの花道。いとおしい景色。
いつもおもう。この瞬間のための別大だと。
おかえりなさい、という声に応えながら競技場入口までくると、3時間23分という表示。
こっから2分かかることは経験済。
いや、そしたらこっからダッシュすれば25分カット間に合うのか?
そう気がつくやいなや、スパート開始。
トラック脇で「みやみさん!」という応援をいただきながら（ありがとうございます!）最後の直線。残り25秒。
間に合うのか?
いや、間に合わせる!
祈る気持ちでフィニッシュラインへ。
3時間24分59秒。
キリキリのキワキワの25分カット。
わたしの9回目の別大が終わりました。
フィニッシユ動画より。つっちーありがとうございます!
〜15キロ 24分11秒
〜20キロ 24分19秒
〜25キロ 24分13秒
〜30キロ 24分09秒
〜35キロ 24分03秒
〜40キロ 24分42秒
〜ラスト 10分51秒
（つづく）