おら金沢さはしっただ(レース②) | みやみの『住めばmiyako』

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いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪


そうして始まった追っかけっこ。

(とあこさん目線ではこんな感じ


サブとあこを宣言したからにはぜってー負けてたまるかと、携帯していたシャカシャカと5000円札(いざというときのタクシー代)をキングに預け、見えない背中を追っかけて残り半分よーいどん。


もう、ここまできたらリタイヤはしないと腹を括ったとこでもあり、なのでそれならばできるだけ早くゴール地点に辿り着きたいと、


いてーがなんだ

足がどうした

んなもの全部ブラックボックスだ!


そうしてここで最速ラップ、キロ5分55秒を叩き出し(最速です!)待ってろ、とあこ!とイキったところで、あっさり力尽きましたw(早いよ)


いや、気持ちだけでは動かないもんですね。えっちらおっちら走っていても、ぎこちない走りはキロ6オーバー。もう疲れたよ、ぱとらっしゅ( ;∀;)


しばらくてこてこ進んでいくと、記憶にない陸橋(?)に差し掛かり、ここが噂の新コースかぁ、てかコース無駄にキツくなってないか?ಠ_ಠ


ここは短いスライドになっており、先行していると聞いていたankoさんを探していると、


いたいた!いつもの笑顔で走っとる!

こりゃめっちゃ元気もらうやつだ!


おそらくわたしの足を気遣って、何か伝えようとしてくれていることに感謝しつつ、わたしも折り返し。ここでたくさんの方に声がけいただきました。(ありがとうございます!)


そうして、二つ目の陸橋をUターンしたところで、声をかけてくださった男性が。


「また富士登山競走、挑戦するんですか?」


って、ナニソそのわたし的パワーワード!思わず反応しちまったがな!


ええええ、しますとも!

え?今年頂上いかれたんですか?

チョット馬返しまでのタイム聞いていいですか?


って、負傷兵はおとなしく走りましょうw(お声がけありがとうございます!また富士山でお会いできましたら^ ^)


ようやく橋を降りて次のエイドへ。今回は給水(と給食)はしっかりとると決めていたので、足を止めてもぐもぐしていると、


まさかの4.5ペーサーが!

おおい!ここで取り込まれるのか⁈


スライド区間での目視では数百mは差があると過信していたところ、エイドで遊んでいる間に追いつかれるとは。タイムは二の次と言いながら、コレはちょっと悔しいぞ!


慌てて付くこと数十m。だがしかし今のわたしにはそのペースすら無理ゲーという悲しい現実。


くそー!と思いつつ進んでいくと、またまた短いスライドが。そしてその4.5ペーサーの前に、標的とあこ(敬称略)を発見!


ムキー!

なによ!

へんな帽子←被ってるくせに!

ここんとこブログもサボってるのに!



くそーくそーー!

くやしーくやしー!

みてろ、とあこ、こんちくしょー



ぜってー捕まえてやっかんな!



スライドしながらビシッと指差し高らかに捕獲宣言したわたし。待ってろとあこ、ぜってー差す!


とはいったものの、明らかに4.5ペーサーが離れていっている現状。落ちてこいとあこと、もはや人の不幸まで呪い始めたところで、


あ!この先にカレーエイドがあんじゃん🎵


あの食いしん坊のとあこさんのことだ、ぜったいはスルーしないだろう。食べている間にすかさず差してやる!のうのうと食っているがいい(わはは)


勝機は我にありと、ほくほくカレーエイドを目指し無事に到着。とあこ捉えたり!とあたりを見渡すと


あれ、

いない…(´・_・`)





まさか、これスルーしやがったんじゃねーの?と思わぬ誤算に大慌て。


まさかまさかあの食いしん坊が…



てかいいから

食えよ!!(#゚Д゚)ムキー



これが最後のチャンスだったのにと肩を落としつつ進むことさらに数キロ。


ただ、とあこさんには負けても、もう、ここまできたらあるってもゴールはできそうだと思ったらなんだかとても楽しくなってきて。


ああよかった

わたし完走できる

じぶんの足でゴールまでいける


こんなに完走が嬉しいおもったのは、あの別大を抜かしたら初めてかもしれないと。


42キロ走ることは、すでに当たり前になっているけど、ぜんぜんそんなことはなくて、心身ともに健康であることそれが大前提で、そうあり続けることはなんて大変なことか。


そうして1キロ1キロ噛み締めながら進む道。正直これまでで一番時間かかってるけど、こんなに短く感じるのはなぜだろう。


41キロ地点を過ぎ、いよいよ見えてくるゴール地点。


我が足よ、よくここまで運んでくれた。

なにがどうあっても確かにこれだけは言える。

今日走ったことにいっぺんの悔いはない


競技場に入るとスタンドからキングが大声で名前を呼び、そしてわたしも手を振って呼応。


ありがとう、金沢。

諦めなくてよかった

ここに来られたことに感謝。


ダッシュするほどの足もなくゆっくりゆっくりフィニッシュラインを超える。


その先には栄光の完走メダルとタオル。

受け取った向こう側に見えたのはとあこさんの笑顔。



おめーカレー食わなかっただろ!



開口一番毒吐くわたしw







(つづく)