

スタートは8時。
ロスタイムは30秒。
3.15カットで入賞狙います、と今回唯一やる気を見せてくれたかっきぃ嬢が飛び出します。
混雑の中、しばらくその背中も見えていたので、うっかり付いて行こうとしていた男子二人。あっさりと千切られわたしを吸収、以降三人の奥州30k長旅が始まります。
おそらく最初は追い風のためか、ただジリジリとした日差しを感じるのみ。思いの外序盤から汗だくに。東北とはいえ5月はあちぃ

特に誰が言い出したわけでもなく、気づくと4.45/キロペースの隊列に。ガンプくん、サミーさんに引いてもらう形で、無心でその背中を追っかけます。
正直、4.45つーのは二人にはおそらくジョグペースだけれど、わたしにとったらレースペース。このまま行ったらシーズンベスト?オイオイまた毒霧吹くぞw
そんなやりとりをしながら19キロ地点。唯一のスライドに差し掛かります。
ザンネンながら裏目標にしていた麦わら先生へのエールは送れず、しばらくすると見覚えのあるダサいユメリクウェアのかっきぃ嬢が。
ユメリクーー!
ユメリクーー!!!
なんの捻りもないエールでさーせんw
折り返すと反対側から、みやみさん!との声掛けが。おお!あれはユニバちゃんだ

東北の妖精、ユニバちゃんと久々の再会。アウェイの土地で知り合いと会えるのは嬉しいな
ありがとー

そうしてハーフを100分程度で通過。
このまま行ければ3.5はできる‥?
て、なんか風が強くね??
ここでようやく気づくコンディション。もしやこれまでは追い風だったのか?しかも風速何mだよ

確かスタート前に聞こえたアナウンスは、気温20度の風速0.8m。
0.8mってこんなだったか??
コースを間違いなく辿って行くならば、後半こういうことだよね

↓
もはや風速5mレベルに、ぴたりと二人の後ろをマーク。気づけば後ろに長い隊列が。みーんな、二人を風除けにしてやがるw
気をぬくとサミーさんの後ろというベスポジをどっかのオッさん男性に取られるので、必死でその背中にくっつくわたし。落ちるとすぐにそこを陣取るオッさん男性。
ぐぬぬ、負けるか、そこはわたしのポジションだ!どこの馬の骨ともわからん奴にそこを譲るわけにはいかないかんな!!
て、ナニソノ謎で地味すぎる攻防戦w

そうして、25キロすぎ。
なんとか人を盾に強風に耐えていると、前を走っていたガンプくんが、あれあれ、ペースが下がっているよ?
ぼ、ぼく、もうダメです……
そうしてズルズルと落ちて行くガンプくん。
が、ガンプーーーーー!!
カムバーーッッックーーー!!

そうして、26キロ地点で4.45サバイバルゲームの最初の脱落者がでたのでした。
(つづく)