皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
平成に甦るGMの80系! その28
ここでクセモノ登場です
クハとサロはいつもの板キットなのですが
中間車のモハ80だけ一体成形の車体で
床板の形状や取付方法も他車と根本的に違います。
それ、素組みをする分には
ただ塗るだけで取付もワンタッチポン、
床下機器も窓も一体成形ですし
当時のGM動力ユニットもパカッと嵌ります。
良く出来た構造なのですが
改造するのは、
ちょっとひと工夫いる場合があります。
今回、車体は殆ど弄らないので良いのですが
この床板、は構造的に凝ってまして
いたるところが平らじゃないんですね(^^)
時に、左右両側の床面がツライチでないのは
今回行っている床板補強作戦において
大変なハードルになります。
まっすぐ燐青銅板を垂直に貼るには
まずこの床板を平らに整形しなければならず
あまり深く考えずに
ここまで作ってしまった身としては
(わかりにくいけど、黒く塗装もしてるんです)
・・・ここままでもイケないだろうか??
などと、やましい考えが頭をよぎるわけです(笑)
さすがに、板キットの床板の場合は
ほぼ1mm弱のプラ板に
ディテールが付いているようなものですから
補強するか、支えるかしないと無理ですが
モハの場合、突起物が多い分
垂直方向の強度が結構あるんですよね。
試しに、車体より明らかに重いものを
床板中央に乗せてみても
床板はほとんどたわみません。
とりあえず、取付工事を進めながら
様子を見ることにしました。
モハ80は、内側にほとんどモールドがありません。
元々は、一体の窓ガラスパーツの下縁で
床板を受ける構造ですので
窓パーツを使わず、床板も改造したとなれば
新たに作らないといけません。
位置の手がかりがないので
現物合わせで位置を割り出していきます。
上の写真が、
床板の下辺を車体の裾とツライチにした状態。
雨樋を合わせようと思うと、少しモハが高いでしょうか。
少し床板を車体に潜らせてみます。
0.5mmくらいでしょうか。
すると、今度は少し下がり気味になりました。
正解は「0.3mm位、潜らせる」だったようです。
ここまで判明すれば、あとは何とかなります。
床板の厚みを測ったら、ちょうど2.0mmでした。
つまり、床板の厚さに、引っ込める寸法を足したものが
車体の床板受けの取付位置というわけです。
2.0+0.3=2.3、
しかし、2.3mmちょうどで付けてしまって
万が一、モハだけ腰高になってしまったような場合は
修正が利かなくなってしまいますから
ここは少し深めの2.5mmの位置に取付ける事にしました。
あとでスペーサーを入れるのは簡単ですからね^^
そうと決まったら、プラ板の切り出しです。
今回は0.5mmのプラ板を使います。
1mmくらいあった方が強度的に良いのでしょうけど
今回は受ける荷重が小さいうえ
モハ80には貫通扉が無いので
あまり厚い板だと目立ってしまいます。
ただでさえ床板が厚いので
これ以上モリモリに中の構造物が見えるのも
あまり嬉しくありません(^^)
プラ板の幅は、車体の内寸と同じ17.3mmで。
そのまま測ったノギスを固定して
プラ板にケガいてコピーしたので
その通りに切ったら、ピッタリ入りました。
こういう小さな成功は、ちょっぴり嬉しいもんです(^^)
で、あとはモハ2両分の両側車端分 計4枚を
デッキの幅におおむね合わせて7mm幅に切り出して
非常に眠いので、
今日はここまでとしました。
あとは、これを所定の位置に接着して
クハやサロと高さが合えば出来上がりです。
簡単に済むことを祈って、今日は終わることにします(^^ゞ
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