紙をプラ板みたいに加工する簡単ワザ! | 美軌模型店の待合室

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皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
 

快速ミッドナイトを作ろう!その16

 

自分のブログを検索してみたら

前回の一連の工作は15日間やってたみたいです。

長いのか短いのか・・

結構な重工作には違いありませんけどね。

 

それでは屋根板を作っていきましょう。

何の変哲もないケント紙を、所定の寸法に切り出します。

屋根幅が16.05mm程でしたので、

屋根カーブで膨らむ分を考慮して、16.20mmで切りました。

IMG_20160727_011117612.jpg
定規を使ってケガくと誤差が出やすいので

ここはノギスで行いました。

相手が紙だと、ケガキ線が太くなりますから

切り出す時に線の中央を注意した方が良さそうです。

 

続いて、丸みをつけます。

ここは真鍮版の丸めと同じ手法で

丸棒をゴム板の上で転がして

少しずつ丸めていきます。

IMG_20160727_011118116.jpg

アートナイフ大活躍(^v^)

 

なにが気楽って

紙なら切り出しも丸めも簡単ですから

もしダメにしてもダメージが少ないのがいいですね!

真鍮を曲げでハマると高くつきますが

この面積のケント紙はタダみたいなもんですから

臆することがありません^^

 

したがって、作業はスイスイ進められます。

IMG_20160727_011118564.jpg

屋根に乗せてみたら、こうなりました。

 

カーブは良しとして、

屋根板が元のプラ製よりかなり薄いですから

このままでは少し雨樋より凹んでしまいそうです。

IMG_20160727_011143412.jpg

特に、先頭の塗り分け線のところは

本来はツライチなわけですから

これでは少々カッコ悪い(^^;

 

そこで・・

IMG_20160727_011144296.jpg

軽く同じ紙を帯状に切って敷いて、

端のスペーサーにしたら

IMG_20160727_011143856.jpg

ちゃんと嵌めてませんけど

これならちょうど良さそうです。

 

はい、合格!

あと2両も、同様に作ることにします。

IMG_20160727_011144782.jpg

ここで気をつけるべきは

3両の微妙な寸法誤差だと思います。

完成品ならともかく

こちとら別の車体を無理やりくっつけてますから

多少の違いはあって当たり前です。

 

ここから個別に当てますので

車体と屋根板に番号をふって

わからなくならないようにしました。

 

そして1枚目同様に丸めて

IMG_20160727_011145238.jpg

調整したい所は調整して

そこそこ整ったら次の作業にいきます。

よく見ると、屋根カーブがきつくて盛り上がり気味ですが

あとは塗装後に調整しますのでOKです。

 

ではでは本日のメインイベント!

 

この、頼りないくらいの一枚物のケント紙に

サラサラ瞬間接着剤をワイルドにしみ込ませます!

IMG_20160727_011145725.jpg

たっぷり流して、吸い込まなくなったら良しの合図。

染み込みきらない瞬間接着剤は、ずっと浮いたままですので

ひと呼吸おいて、何も起きなかったら拭き取ります。

 

表面が充分浸透したら、次は裏面です。

こちらは、あまり見ないで作業する側ですから

瞬間接着剤の流しムラがあって当たり前、

ここに大量の瞬間接着剤を流して、

浸透ムラがなくなるまでたっぷり流します。

IMG_20160727_011146209.jpg

 

 

さすがにこれだけ大量に染み込ませると

すぐに固まるというわけにいきませんので

少し放置して、瞬間接着剤のにおいを感じなくなってから

ペーパーがけをして表面を軽く仕上げました。

 

紙の切り口が盛り上がった部分は240番でざっくりと。

瞬間接着剤が浮いて白化した部分は、すぐ取れますので

800番でつるつるに仕上げました。

IMG_20160727_011146848.jpg

こうなると、別の素材のように化けます。

瞬間接着剤で固められた紙はカチカチの脆い物体にはならず

適度な弾力のある不思議な素材感に生まれ変わります。

この状態で、上からゴシゴシ押してこすっても

付けた屋根カーブが元に戻ることもありません。

 

形状記憶、とまでは言いませんが

これはある意味、プラ板や真鍮版より

便利な特性とも言えます。

 

また、ヤスリやドリルが利くようになりますので

以降はプラや金属と同じように工作できます。

なにげに、これが一番大きいですね^^

 

なお、この作業は瞬間接着剤の塗布時に

おぞましいほど目を刺激するガスが出ますので

作業の際はくれぐれも注意が必要です。

ケガの可能性もあるような痛さです。

部屋の換気はもちろん、

上がってきたガスを直接喰らわないようにするため

小さな卓上ファンなどで空気を横に逃がすのも良さそうです。

 

↑これ、今思いつきました(笑)

夏の時期なら電気屋さん・雑貨屋さんに色々並びますから

ちょっと様子を見てみようと思います。

たぶん千円以下でオモチャみたいなのが売ってるような。

 

おお、そういえば私が子供の頃からある

扇風機のプラモデルも確かまだ売ってたな(*^^*)

面白いからそれもアリか?

いやいやいや、また浮気したら

車両工作に支障をきたしますよね。

果たしてそこを自粛できるかどうか??(笑)

 

では、続きはまた明日。


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