表題の通り、
「雀魂の雀豪で金の間を打つ価値はあるのか?」
ということで書いていきたいと思います。
雀豪になったら、基本的には玉の間で打つ方が多い。
四麻半荘のポイントのレートが以下になるからだ。
<雀豪1>
金の間 +95/+45/-5/-180
玉の間 +125/+60/-5/-180
<雀豪2>
金の間 +95/+45/-5/-195
玉の間 +125/+60/-5/-195
<雀豪3>
金の間 +95/+45/-5/-210
玉の間 +125/+60/-5/-210
見ての通り金の間だと連対時のポイントは、
玉の間より低くく、
段位が上がると、ラスのポイント減が痛くなる感じだ。
これだけ見ると、計算するまでもなく玉の間で打った方が、
ポイントはマシマシなのですが、
「昇段間際」であれば、これが覆る可能性があるという点。
玉の間で昇段まで来られるレベルであれば、
金の間でラスを回避できる可能性が高くなるので、
昇段まで100pt程度であれば、金の間で打つのも一考という感じだ。
あくまで昇段間際のお話で、
常時、金の間ならどうなるかを考えます。
まず、そこそこ強い人の順位割合で考えていきます。
設定は以下の通り。
<雀豪3>
玉の間 26%/26%/26%/22%
金の間 27%/27%/27%/19%
これぐらいの設定してみましょう。
100戦でポイント増減を計算。
(素点によりポイントは考慮せず順位点のみ)
玉の間
(+125×26)+(+60×26)+(-5×26)+(-210×22)
=3250+1560-130-4620
=60
金の間
(+95×27)+(+45×27)+(-5×27)+(-210×19)
=2565+1215-135-3990
=-345
見事に金の間だとマイナスです(笑)
これぐらいのレベルだと、ポイント期待値は玉の間の方が良いです。
雀豪1のレートならどうでしょう?
玉の間
(+125×26)+(+60×26)+(-5×26)+(-180×22)
=3250+1560-130-3960
=720
金の間
(+95×27)+(+45×27)+(-5×27)+(-180×19)
=2565+1215-135-3420
=225
期待値は玉の間が当然良いのですが、
金の間でも一応はプラスになりますね。
金の間なら圧倒的成績が残せる雀豪3と設定しなおしてみましょう。
<雀豪3>
玉の間 27%/27%/27%/19%
金の間 29%/28%/27%/16%
玉の間
(+125×27)+(+60×27)+(-5×27)+(-210×19)
=3375+1620-135-3990
=870
金の間
(+95×29)+(+45×28)+(-5×27)+(-210×16)
=2755+1260-135-3360
=520
これぐら圧倒的でも、
ポイント期待値は玉の間の方が良いですが、
メンタル効率は金の間の方が良さそうですね(笑)
ここで結論です。
「雀豪になったら金の間で打つな」
となります。
例外的に昇段まで101pt以下であれば、
金の間で打った方が良いです。
1着の最小点数が30100点で、この時の素点は5.1となります。
順位点が95ptなので足して100.1となり、切り上げて101ptとなります。
ラス率が低下して、ラスのペナルティが同じ、
どっちにしても1着で昇段というのであれば、
金の間で打つメリットが大きいです。
(溢れた分は次の段位に持ち越されないため)
※西4局まで30100点を超えなかったケースは別
昇段まで60pt切ってきたら、どっちでも良いかな。
玉の間で2位以上条件、金の間で1位か2位の素点次第という感じになりますからね。
あくまでもポイント上はこうですよって話で、
金の間は魔境でもあります。
結構、押してきますし、オーラスでの安い手への差し込みなどは期待できません。
玉の間の方が打ちやすいという人はいるでしょう。
上記のことから金の間の方が横移動が起きやすいので、ラス率は低くなるとは思いますけどね。
昇段間際の雀豪3の方と金の間で同卓したので(著者の別垢が雀傑3で金の間で打っていた)、
疑問に感じたことを記事にしました。
ちなみに、この時の雀豪3の方はラスって210ptマイナスとなりました。
絶対にラスらないということはないので、
金の間でラスっても、平常心を保てるようにしないとですね。