2023ラストの牌譜検討は、
三麻の牌譜としました。
今日と明日、半荘戦を前後半として検討してきます。
というわけで、東場です。
東発ですね。
北抜いて、あんまり混一色っぽくはないなって感じですね。
南が対子ってたら、一旦、2索切ったかもしれませんが、
無難に南を切りました。
そんなに高い手になりそうもないので、
親番ということもあり、ここは最速聴牌を目指します。
ここであまり嬉しくない、ペン3索のターツができました。
ただね、これでターツとしては、
23筒
5筒
778筒
12索
677索
発発
ドラ9萬
という感じで5ブロック、2孤立牌という形になります。
5筒かドラ9萬を打てば、二向聴、
良形を求めてペン3索落としのシャンテン戻しという感じです。
戦略として立直より最速聴牌を目指していたので、
打5筒としました。
2巡目なのでペンチャン落としもアリと言えばありです。
受け入れ最大なら、ドラ打9萬です。
最速聴牌のテーマから考えたら、これなんですけど。
流石に9萬対子になった時の打点が、
この巡目だと捨てるのはもったいないので、
ここでペン3索落としとなります。
6778索の良い形を残しつつ、
頭を探す感じです。
ドラ9萬なら、最高です。
ちなみに発は出てきたら、形が整っているので鳴きます。
望まない形の聴牌となりました(笑)
7巡目で、相手も一向聴ぐらいあってもおかしくはないので、
ここはドラを切って和了やすそうな1-4筒待ちで聴牌とります。
下家が1筒を出して、それで和了ました。
下家も、これは1筒か8索になります。
白、対々和という線もなくはないですが、赤ありますしね。
和了安そうな両面に固定したいところ。
染め手路線もなくないので、1筒対子落としが無難となりますね。
私のドラ打9萬は自分が赤使っている関係上、
あっても赤5索、抜きドラ、発みたいな打点でしょうから、
高くて5800、安ければ2900にほぼなっているはずなので、
この打9萬で張っているかどうかはあまり関係ないかな。
ただ、最低でもぶくぶくの一向聴にはなっていると思われるので、
次の手出しは、自分の手が安い以上は降りそうです。
要は、この打9萬は黄色信号という感じです。
(実際には赤信号の聴牌ですが)
東1局1本場になりました。
1巡目のドラ打9萬はミスで、瞬発的に切ってしましました。
本来なら、9索、西、9萬って切り順になっていたかな。
発は鳴くんだけど、ここで受け入れ最大に取る、1-4筒切りか、
打4索で混一色まで見つつ、ラス牌の東が出てきたら鳴いて、
5-8筒待ちの聴牌に取る形にするかの2択。
(ちなみに6索も鳴いて聴牌取ります)
私は打4索としました。
1-4筒切りのメリットは受け入れ最大なので、
聴牌速度は当然早いです。
ただ、最大値が赤5筒を受けなければ、最大で5800。
打4索は受入れこそ狭いものの、123467筒という良形を生かした混一色が見られ、
発、ダブ東、混一色、赤(もしくは抜きドラ)で18000まで見えます。
4巡目で、東を鳴いて、5800の聴牌も取れるので、
私は4索切りが有利かなと思いました。
最悪、東で逃げられますしね。
東を鳴いて、聴牌を取り、
直後に下家のペン7筒落とし中の8筒を捉えました。
親の鳴いて打4索、鳴いて打4筒と来ているので、
流石に聴牌取ってそうだなというのは読み取れます。
これで危険を察知している人は一旦8筒は止めて、
一盃口を確定させる、現物の打9索で様子を見たのかなと思います。
東を鳴いて、最終手出しが4筒、自分が筒子をあまり持っていないってことは、
打8筒は混一色なら、最低12000からです。
結構、その可能性は見ていた方が良い。
ただ、4索より先に西を切っているので、
混一色じゃないとも読み取れます。
この打8筒で放銃というのは、まるっきり悪手でもないとも思います。
中級者まではアリ寄り、上級者以上は無し寄りって感じですね。
すぐ聴牌したら打8筒はアリ寄りになるって感じですね。
東1局2本場では、普通に手なりに打っていき、
この手姿で3索をツモってきました。
2-5筒受けの聴牌をなくす打3索、
1、3索の受けを残す、打3筒。
枚数的には2-5筒受けが6枚、
1、3索受けが7枚で索子受けの方が有利。
ということで、打3筒としました。
この利点は2-5筒も捨てる代わりに、
新たに1-4筒の受けが生まれます。
打3索は2-5筒(6)、3筒(2)、4-7索(7)、5,6索(5)で聴牌、
打3筒は1-4筒(5)、1-3索(7)、4-7索(6)で聴牌。
単体受けでは打3筒だけど、全体で見ると、20枚と18枚で2枚差あります。
どっちも良形で聴牌になりますね。
ただ、打3索は立直をかけないと出和了できない形なる可能性が、
20枚中7枚の35%で起こります。
打3筒は受け入れが2枚減るものの、
タンヤオか平和が必ずつく形となり、ダマることも可能。
東が見えない以上、立直したくないので、
2枚差で守備を買う感じになりますね。
ここまで深くは考えていませんでしたが、
東が見えていないのが気持ち悪くて、
ダマにはしたいなとは思っていました。
結局、平和、赤1で対面から出和了。
暗刻とは思ってなかったですが、東持ってましたか。
最悪、混一色、七対子も警戒しないとなーとは思っていたので、
この和了は大きかったですね。
立直してても、打点ありすぎて対面は、
この7索は止まってないかもしれませんけどね。
ただ、それは、相手の手牌が見えるから、そう思わせるだけで、
実際に手がバラバラなら、降りますからね。
ダマってれば、少なくとも対面は止まることはないので、
ダマで良かったかなと思います。
東1局3本場。
5-8筒切れば聴牌の場面で、打9索としました。
カン8索の愚形とはいえ、11600の聴牌は大きい。
8索もやや良さそう。
ただ、これは良形の変化あるなーと思ったんですよね。
4-7筒(7)、6-9筒(6)、6索(8)の21枚で良形聴牌。
3筒でもノベタン5-8筒待ちもできるでの、
それを含めると23枚。
割と多いと思うんですよね。
もちろん、ちょっと良さそうな8索ツモで裏目の可能性もあります。
巡目も6巡目なので、聴牌取るか迷うところですね。
ただ、私は聴牌外しの打9索としました。
変化が多くあるというのと、リードをしているというのが大きいですね。
理想の3-6-9筒で聴牌が取れ、
対面の9筒対子落としを捉えました。
私の河はカン8索落としで、一向聴かなって感じに見えなくはないです。
黄色信号ぐらいには見えても、聴牌を察知しろというのは難しいです。
東1局4本場。
この形になって、立直かけました。
ドラ1筒の所在が不明というのはありますが、
そこまで使いやすい素材ではないので、ここは立直で良いかなと。
親立直で畳みかけにいったところ、同じ待ちで、1筒をツモられました。
これは立直で良いかなと思います。
(裏3入って、倍満されたw)
発が対子になって混一色かなって感じですね。
これは打点求めても良い場面かなと。
となると、打6索あるかなーって感じですが、
良形変化で、さくっと和了って親流しもあるので、
1萬を切りました。
1、4、5筒の変則三面待ちの満貫級聴牌で、この3索を、
子の対面の抜きドラ1枚の立直に押すかどうかの判断。
降りようと思ったら、8筒と3筒で降りられそうではあります。
下家も、流石に降りているかどうかはまだ判断できない。
通ったスジも、1-4索、2-5-8筒、3-6筒の5スジ。
ギリギリ押せるかなという判断で押しました。
これが南2局なら降りてましたけど、東2局で、
50000点はセーフティーリードとは言えないので、
押し有利かなと考えました。
後、5筒が立直の現物というのも大きいですね。
そうでなければ、降りも正解だと思います。
親の現物とか立直者の現物待ちは強いですね。
下家の5筒を捉えることができました。
倍満で取られた分、ほぼ取り返しました。
打3索の可否は、今回の立直者の河なら、
押しは悪くないかなって思います。
3索が当たるパターンって、カン3索、ペン3索、3-6索、シャンポン、単騎で、
流石に3索単騎で立直はしないだろうし、
2223索の形はフリテンだし、カン3索も124索の前に5筒というのも変な話だし、
ペン3索は、立直直前でドラ絡みのため、固定している可能性はあるかな。
シャンポンが当たるとしたら、2233の形だろうけど、
その形から1索切るかなって考えると、切りそうもない。
ってことで、あっても満貫で、確率的には薄そうってことで、打3索はありかなと思います。
ただ、流石に次の無スジは押さない方が良いと思います。
特に2-5-8索、6-9索の4スジは特に切れないですね。
6-9筒と7筒ぐらいは押しても良いかなって感じです。1-4筒は色濃いので嫌な感じ。
三麻の無筋は、7、8割は色濃いところを押すことになるので、
待ちの色濃いところは、一考すると良いかなって思います。
色濃いところで押すのは跳満良形ぐらいか、ダントツのラス目の時ぐらいですかね。
この後の東3局は特に何もなく、すぐに下家が2000点を和了っていきました。
年末なので長めに書いてます。
明日は南場のお話になります。