麻雀にセオリーがありますよね?
大抵の場合は正しいことのように思います。
段位戦ってかなり特殊で、ラス回避麻雀。
トップ取り麻雀でもラス回避は結構重要。
トップも偉いけどラス回避も偉いですからね。
ここで少し疑問がある。
「どんな人が相手でも同じ打ちスジで良いのか?」
人読みが入るわけだけど、
「段位戦はランダムなんだから人読み無理」
「そんな余力ない」
こんなところで、できないと判断されるのではないだろうか。
実際には、
「この人良く鳴くな」
「先制には基本降りてるな」
とか、東場のうちに見えてくるわけだ。
これは一つの人読み。
鳴く相手には、跳満になるところを鳴いて満貫で対応したりできるし、
先制に降りる人なら愚形立直のみでも打つ。
そういうことを私はします。
事前にもう少し分からないものか・・・と思ったわけです。
事前に分かることって麻雀データぐらい。
ゲーム中に見られるデータを玉の間の雀聖平均(大体)と共に書きます。
和了率:22.3%
放銃率:12.0%
副露率:32.3%
立直率:18.4%
ここからゲーム中に何が分かるかということが大事になってきますね。
和了率と放銃率は多少なりとも相関があります。
和了率が23~25%にもなると、放銃率は13~15%になると思います。
推測の範囲での傾向を考えると、
先制が入っても打点が2600とか3900でも恐らく押してきます。
4位率が23~24%以上なら、多少の不利は押してくる可能性が高いです。
押してくる相手って面倒くさいんですけど、
複数人いるなら、守ってればラス回避できるイメージですね。
そして、打点があればこっちも押す。
守り重視の打点押しの麻雀でトップも取れるイメージです。
この逆ですね。
和了率20~22%で放銃率が10~12%の場合。
このあたりになると、対応が難しいです。
守備に重点を置きつつの、打点があれば押すタイプ。
後は放銃率が10%台なら打点があっても降りる可能性があるタイプで、
放銃率が12%前後なら打点か待ちの良さで押してくるタイプ。
放銃率が低いタイプって、基本、門前派。
そういう人に対しては鳴きを入れていくと対応できるイメージがあります。
打点を作っていくタイプなので、さくっと和了に向かうと割と勝てるかなと。
という感じで、人読みしていくわけです。
ただね、4人打ちだと、タイプがバラバラでどうやって対応するかが難しい。
簡単に人読みとか言いましたけど、
それができればプロの仕事。
放銃率と4位率ぐらいは見ておくと、
立直しても出してくれそうだなってのが分かるので、
これらが高い相手はチャンスと思って、頑張っていきましょう。
4位率が低くてトップ率の高い人は、
データ通り堅いし、オーラス、ラス前できっちり仕上げてくる印象なので、
そういう人の牌譜データはしっかり見ておくと良いかなと思います。
例えラスっても手組とか参考になります。