玉の間、rating91.907、悪手率2.5%でTOPの牌譜検討。
※悪手率は鳴き、立直判断以外の評価値5%未満のものをカウント
理想の数値が実現された。
しかしながら、迷ったところはきっちり悪手判定くらいました。
数値は理想でも、この悪手はいただけないので、
今回も、きっちり牌譜検討していきます。
AI一致率も81.197%で高い数値でしたが、
ratingにも悪手率にも強い相関が見られないデータなので、
これはあまり気にする必要はないかなと思います。
東1局、ドラは5萬、南家。
打2索は評価値14%、第一候補は評価値77%で南。
配牌で考えると、
ドラ1枚あるものの、ターツ構成を見ると、
リャンカン1、対子1、カンチャン1、ペンチャン1で、
結構きつい。
そこに6萬を持ってきました。
これで、ドラが使えることは確定でどうするかという感じ。
リャンカンが埋まったものの、
9萬切ると、対子、カンチャン1、ペンチャン1で、
8筒、2索、5索、南のどれかでターツを作る必要があって、きびしい。
9萬を残すと、両面1、ペンカンチャン1って形にも取れるので、
打牌候補としては、8筒、2索、5索、南ってなります。
孤立牌で一番優秀なのは、
どう見ても5索なので説明不要でしょう。
ここは切れません。
8筒はここで切るには早い牌。
大した手にならないので、微妙に三色を見る。
後、降り打ちしながら、タンヤオ聴牌ってなった時に、
対子になった時に強い。
さらに、親が第一打に9筒を放っているので、
割と打ちやすいというのもあります。
この8筒、この段階では手放せない。
2索と南の2択なります。
南は自風で他家にはオタ風になり、割と安牌になりやすい牌かつ、
自分にとっては打点の種、鳴き仕掛けができる種になります。
2索はドラ傍でもないし、場況も分からないし、
役にも絡むかと言われると微妙。
ただ、南よりかはターツにしやすいが、守備力は微妙。
一長一短の選択。
私はこの手は鳴いて仕上げないと厳しいと感じていたので、
守備力を考慮した上で、打2索としました。
これね、南を切ったとして、どれぐらいの確率で上がれるのか?
多分、南と2索の選択で、そんなに変わらない確率だと思います。
門前縛りなら打南の方が良いけど、鳴き仕掛けまで考えると、
大きく変わらないのではないかと思います。
となると、南を残すメリットの方が上回ると考えます。
上手い人って、こういうバラバラの手からでも、
しっかりした構想を持って打っていて、だからこそ条件戦になった時にも強い。
序盤のなんてことないところからでも、しっかり考察していくのも大事かなと思います。
打8筒は評価値19%、第一候補は評価値70%で南。
これはさっきの理由がそのまま適用されて、
守備力としての南を見てます。
下家の河が8索、5索って結構派手に切っているので、
筒子も後々、切りづらくなるかもとは思ったんですよね。
親に対してだって、絶対大丈夫とは言えませんからね。
だからこその打8筒です。
実際にはもう聴牌入れてましたね。
あっさりツモられます。
東2局、ドラは3索、東家。
打白の評価値は14%、第一候補は評価値58%で発。
・・・なんで、こんなに評価値に差が?
発が対面と上家にあるって見えてないと、この評価値にならんでしょ(笑)
流石にこの巡目で白と発の評価は人知を超えてるので、考えるだけ無駄。
人の及ぶ範囲で考察していきましょう。
手牌は対子1、面子2、カンチャン1で後もう一つターツが欲しい。
見方によっては索子を両面1、カンチャン1とも取れます。
となると、切る候補としては孤立牌の9筒、白、発になります。
白と発は対子になれば役牌として機能する可能性がありますが、
9筒がまったく機能していない。
となると、第二候補で評価値26%の9筒が正しい選択だと思います。
打6萬は評価値0.1%、第一候補は評価値99%で3筒。
降りる手ではないと言いたいということでしょう。
鳴いて仕上げても、5800点。
門前で仕上がったら、ダマで高めツモで親跳。
安くても11600点という大物手ではある。
打3筒で一向聴。
でもね、筒子は切れないんだよ。
下家にも上家にも。
上家は染め手、下家には5筒が危険。
上家は鳴いてきて、字牌が後から出ているから、
手に筒子はそこそこあると見た方が良い。
5筒は上家にも下家にも2-5-8と2スジ分通ってないし、
愚形も普通にある。
超が付くほど危険牌なんだよね。
これがトップ取り麻雀で、この巡目なら筒子を押す。
でも、ラスがきつい段位戦です。
ここはね、安全に回すのが吉なんですよ。
ただ、上家から4筒が出たら鳴いて聴牌取れるようには準備する。
現状、安牌は6萬と7索なんで、
ひとまず6萬で、4筒、2索、5索が入ってきたら、
ワンチャンス8萬を打って聴牌を取るという想定。
それまでに危険牌掴んだら、降りというプラン。
この戦略については、次の記事に書こうと思いますが、
個人的には理に適った打ち方だと考えてます。
結構、論理的に考えてますよ。
一つ言えることは、年間で1000局打てる人は、
こんなことせず、押してくださいとだけ(笑)
というわけで、結論は、
Mortalさんに逆らって、ここは打6萬です。
打8萬は評価値25%、第一候補は評価値51%で5萬。
8萬は6萬4枚見えで、自身で8萬2枚見え。
シャンポンの確率は低そうで、残るはカンチャン待ち。
流石にそんなに当たらないでしょって感じですね。
ただね、これは5萬でも良かったかもしれない。
6萬4枚見えで5-8萬はないわけだ。
続いて2萬が見えて2-5萬も消えた。
6萬4枚見えで46萬のカン5萬も消えた。
当たるのが5萬のシャンポンか単騎のみで、
8萬より当たる可能性のある待ちが少ない。
プラン通り一向聴維持も可能。
これは5萬ですね。
打1索は評価値32%、第一候補は評価値33%で5萬。
僅差ですね。
これね、5萬で良かった(笑)
1索は押しすぎでプランに沿わない。
これが通ると喰いタンプランが消えないんだけど、
これで当たるとドラ絡みなんだよね。
だらこそ、その前の巡目で8萬だったわけだ。
これ、1索が対子ったから、5萬、8萬と落とせば、
4索入って平和ダマみたいなこともできるし、立直でも良い。
これはやらかしですね。
打8萬は評価値0.3%、第一候補は評価値98%で9索。
9索通ってる。
これは9索ですね。
8萬は一応、他家が降りてるようで実は違うってパターンがあるので、
この巡目だと微妙なわけです。
だからこそ、この局面は使わない9索で、聴牌したら8萬か5萬を切るわけです。
この守備重視の打ち方、まだまだ極まってないね。
これができるようになったら、
段位戦だろうとトップ取り麻雀だろうと対応できる打ち方になる。
東3局、ドラは3筒、北家。
打1筒は評価値6%、第一候補は評価値54%で南。
微差のラス目ですね。
ちょっとだけ混一色見つつ、
あまりドラキャッチも考えず打1筒をしました。
それでも、流石に南でも良さそうですよね。
4索ツモって両面ターツが索子でできてしまいましたしね。
これはオタ風の南で良いかな。
次点で西。
その通りだと思います。
こんなバラバラな状態から、5200点を下家から打ち取ります。
東が暗刻になったので何とかなりました。
東4局、ドラは2萬、西家。
打2萬は評価値14%、第一候補は評価値80%で7筒。
牌効率で打2萬か?と思ったわけです。
これだと、6筒、7筒、9筒、4索、7索、9索、南。
打7筒だと、
聴牌で7筒だけ逃すのみで、
ドラ2萬の対子になることが偉すぎるか。
待つ価値あるよね。
ほとんど速度は変わらないなら打7筒で良さそう。
大抵、打2萬で立直打つことになるけど、
7筒立直よりかは9筒が若干出やすい。
そういうメリットもありますね。
南1局、ドラは西、南家。
打8筒は評価値3%、第一候補は評価値87%で3萬。
TOP目なので無理はしないです。
西来たら、降り気味に打つかなって感じですね。
ここで、迷ったところ。
これは8筒打ったらダメです・・・
頭が迷子になる可能性がある。
4萬ツモが痛いんだけど、逆に言うと、それ以外痛いところがない。
8筒は8筒ツモとこれ4筒ツモ結構痛い。
そっから何外すのってなります。
なので、これは8筒はダメですね。
結局、上手いこと1-4索待ちの平和聴牌になって、
ダマって上家から1索が出てきました。
南3局、ドラは東、北家。
打1萬は評価値19%、第一候補は評価値28%で西。
南2局で下家に大きいツモがあり、2位になってます。
和了たいところなんですが、ちょっと厳しいね。
ここは手は作りますが、放銃はしないということがテーマになりそうです。
1萬が悪いってわけではないけど、
流石にオタ風の西を切った方が良いかな。
混一色ってこともないしね。
打発は評価値11%、第一候補は評価値21%で2索。
これは相当、迷った。
発切って、数字牌のくっつきを待つかどうかってところ。
2索回り良く見えて、2索を切る気にはならなかったんだよね。
上家と下家の出方見たら、そうなる。
となると、候補は2筒、6筒、発。
6筒はくっつき優秀で切らない。
後、七対子に受ける可能性も考えて、打2筒かなー。
そこまで考えると、1枚切れの2索が良さそう。
これはね、ドラ東と手が悪いってのがポイントで、
東と心中するなら、打2索で七対子みながら進めるのが良さそう。
というわけで2索が良いと思います。
打6萬の評価値は8%、第一候補は評価値28%で9萬。
これは鳴かられることもを考えて9萬で良かったと思います。
守備は西の対子でやれそうですしね。
打8索は評価値7%、第一候補は評価値50%で5索。
流石にペンチャン外しは中盤ではやりすぎか。
素直に5索で良かったと思います。
これ、何気に789の三色なる可能性もあるしね。
そうなると、三色ドラ2で戦える。
打9萬は評価値22%、第一候補は評価値39%で西。
中なんかツモって来るなよって感じでした(笑)
ここで手じまいです。
9萬は、下家が上の方を切ってないので、嫌な臭いはしますね。
ただ、9筒にも反応してないところを見ると、
そこまで危険じゃないかなと。
対面と上家に9萬は通るし、ここは9萬で良いかな。
西はもう少し巡目が進んでで良さそう。
まだ先が遠い。
打8萬は評価値19%、第一候補は評価値28%で5萬。
3萬1枚、2萬3枚、4萬3枚、5萬2枚、6萬2枚、7萬1枚という感じ。
流石に対面がカン8萬待ちとは考えづらい河だし、
上家は筒子染めだろうしで、8萬切れると思ったんだよね。
対面は普通にシャンポンあるか。
実際に7萬2枚持ってたわけだし、可能性があった。
ただ、上家だよね。
やっぱ、上の方が危ないか・・・
となると、対面の現物でもある5萬っていうのは分かる。
ここからオーラスは、対面がでかいを和了、
1~3位が僅差になり、
オーラス1本場で2000点をトップから直取、
3900点どこからでもという条件で、直撃を勝ち取り、
僅差で1位となりました。
この2局はAIと完全一致。
それまでにちょっと粗がありましたが、
そういうのを少しでも修正していけば、
この打ち筋でTOP取り麻雀まで対応できると思います。