まずは、短期データから自分の打ち筋の紹介をして、
その後、麻雀の勉強方法(自己流)と、
何故、そういう方針を取っているのかというところを書こうと思います。
実力最速向上に反していると思いますが(笑)
それでは、雀豪1に再昇段後の短期成績になります。
本格的に麻雀の勉強をし始めて1か月ぐらいのデータになります。
特徴的なデータを挙げます。
放銃率 8.92%(雀聖平均11%台中盤)
流局時聴牌率 23.64%(雀聖平均43%前後)
この2つは関連しているデータですね。
自分が和了れない時は、とにかく一番安全な牌を切って、
聴牌を取れそうでも、オーラスでラスになるとか以外なら伏せる。
雀聖なら、母数も多いので似たデータの人がいるでしょう。
実際に対戦した方で、
雀聖3の放銃率10%、流局時聴牌率33%の方がいました。
私の腕がもう少し上がれば、これぐらいになりそうです。
特徴的ではないものの必要なデータを見ます。
和了率 21.85%(雀聖平均22%前半)
立直率 14.15%(雀聖平均18%前半)
副露率 29.54%(雀聖平均32%前後)
ダマ率 16.90%(雀聖平均12%後半)
和了率は放銃率の割に高い方だと思います。
短期データのため、他のデータは気にするところではないかな。
和了率 ー 放銃率
これが10%以上あれば、上等と言われています。
私の場合は、21.85%ー8.92%=12.93%となっています。
この状態が維持できれば段位戦で最強クラスの雀士になると思いますが、
これを維持することは難しいでしょう。
和了率20~23%、放銃率10~11%のところで落ち着けばと考えています。
これぐらいの成績を残しても段位が上がらない人は上がらないです。
要所で致命的なミスをすると、ラスを引かされ、
雀魂の段位戦においては、雀豪以降、ラスのペナルティが厳しいからです。
致命的なミスをしないために、麻雀の勉強をしていくということになります。
麻雀の戦術本はあまり読んだことないです。
とつげき東北さんの科学する麻雀は読みましたが、実践はしていません。
確率論の話になっていて、時間制限制のあるネット麻雀では、
一瞬で最適解を導くのは無理だからです。
この本は上級者向けで、数字大好きな人以外はお勧めしません(笑)
お勧めは牌効率を主とした本で、まずは1冊、読み解くと良いと思います。
「麻雀 牌効率 本」という感じで検索すると色々と出てきます。
考えながら読み解くと、和了率や聴牌率が改善されると思います。
90%以上正解を導けるようになるまで、周回して読み解き、
そして、他の牌効率本をまた読み解くという繰り返しが良いと思います。
2~3冊、繰り返し読み解くことにより知識の定着を図ります。
これが近代麻雀における、最速で強くなる方法の一つだと思います。
気が付かれましたか?
「思います」ということは私はやってないということです(笑)
私がやっていることとして、
プロの方の牌譜検討の動画を見たり、
麻雀を研究されている方の解説動画を見たりしてます。
牌譜検討はレベルが高いことも多いので、解説動画の方が良いです。
私は平澤元気さんのYoutubeを視聴することが多いですね。
プロの方だと多井プロで、自身の著書の解説をしているので、参考になります。
もちろん、しっかり見て聞いて、糧にするのがベストです。
ただ、何回もリピート再生するという前提条件で、
別の作業をしながら聞いていても良いです。
これは音声付きの解説のメリットですね。
イヤホン付けて問題ない環境なら、仕事中でも聞けるのです(笑)
もう一つはブログでも公開している麻雀AIを使った牌譜検討です。
有名どころとしてはNAGAがあって、無料で使えるものとしてMortalがあります。
NAGAの方が機能が豊富ですが、使い方によってはシンプルなMortalで十分です。
麻雀AIを使った牌譜検討の仕方は何パターンかあると思います。
一つは麻雀AIと違った打牌をしたら、
麻雀AIが選択している第一候補のみ考察して、
麻雀AIと同じ打ち方になるように勉強する方法です。
第一候補が何故良いのかを考えます。
まず、点数状況から押しているのか降りているのか、
押していたとして受け入れ枚数が多いのか少ないのか、打点が高くなるのかどうか。
降りていたら、安牌なのかどうか、安全度が高い牌なのかという感じですね。
他にもありますが、基本はこれです。
これだけで平均より高い実力がつくと思います。
ただ、牌譜検討の問題点として、しっかりすると時間がかかるということです。
最低でも30分、下手したら1時間ぐらいはかかりますね。
(ブログ更新は1記事で2時間ぐらいかかりますw)
そんなに時間がないという方は、
Mortalで自分の打牌の評価値が10%未満のところのみ着目すると良いです。
完全な悪手とは言えないまでも、微妙な打牌になっていることが多いです。
もっと絞りたいという方は、
NAGAでも悪手判定になる評価値5%未満のところで線引きをしてください。
致命的なミスになっていることが多いです。
ここで出ました「致命的なミス」という単語。
このミスが減ると、
牌効率面でめちゃくちゃ受け入れ枚数が減ることもなく、
降りる場面で超危険牌を切ることもなくなり、安定した麻雀が打てるようになります。
私が牌効率本を読んでない理由として、牌譜検討で事足りると思ったからです。
牌効率だけの話なら、遭遇する確率の高い形って、割と限定されるんですよね。
例えば、1234とか2334とか2234とか245とか679とか、良く見る形ってやつです。
高頻度で出る形は牌譜検討で何度も検討することになるので、
それで基礎ができるということになります。
受入れ枚数が分からずとも、この形はこれを切った方が良いことが多いということが、
深く考えずとも覚えていけるというのが最大のメリットになります。
このメリットは、実戦において直感的に打牌選択ができるようになるため、
時間制限のあるネット麻雀では大きなアドバンテージになります。
これは牌効率本でもできることと思われるかもしれませんが、
牌譜検討の大きなメリットは押し引きも同時に見られることです。
立直やドラの鳴き仕掛けなどに対しての対応も同時に学べる。
「これは降りた方が良いのかー」みたいなことも分かりますよね。
降りた方が良い場面で攻めると、その評価値は大抵5%未満になります。
降りの選択も牌譜検討を続けていけば、
直感的に「降りた方が良いな、現物切ろう」という感じで、
ノータイムもしくは数秒で降りを選択できるようになります。
直感的に打てるようになると、手詰まった時に考える時間を確保できるという点が最大のメリット。
ネット麻雀で時間を使うのは、この手詰まった時が一番良いです。
ラス回避率や放銃率に差が出てきます。
この勉強方法を中心にした場合、実力の向上速度が緩やかになります。
理由としては社会人が1か月で打てる局数って、そこそこ打って30半荘。
忙しかったら10~20半荘ぐらいになることでしょう。
牌譜検討込みだと、実質、それぐらいしか打てないと思います。
それでも、少しずつ基礎的な牌効率についてなら勉強することができ、
さらには難しいと言われている押し引きや守備までもが直感的に打てるようになります。
ネット麻雀に特化した実力がつき、麻雀AIはバランスの取れた麻雀をするので、
バランス型の麻雀が打てるようになります。
その上で牌効率本で勉強すると、
さらなる牌効率の向上や打点上昇が見込めるため、
攻撃バランス型という、一つの麻雀の戦型に辿り着きます。
私の場合は性格が慎重タイプなので、守備バランス型の戦型になってますが、
それは、人それぞれ、どちらに寄せるかは性格や考え方次第かなと思います。
牌効率本から入ると、
そういったバランス意識が身に付いてないまま、
攻撃型になってしまい、押し引きが中途半端になってしまいます。
一度ついてしまった攻撃型の意識って改革するの難しいんですよね。
守備型、バランス型の場合、打点のある良形なら押しましょうとか、
相手の点数低そうなら押しましょうとか、攻撃の基準が作りやすいんですよね。
ただ、攻撃型の基礎がある人に、守備を教えるのは難しいです。
二向聴から他家の立直に対して押さないようにしましょうって言っても、
放銃率が11~13%ぐらいの人は当然やってます。
どれくらいの点数状況なら守るの?どれくらいの巡目で引き際考えるの?
どれくらいの手牌なら・・・・みたいな感じになるんですよね。
これに明確な回答や基準がないのが現実です。
もし頼るとしたら、放銃した局で麻雀AIならどうするかというのを見て、
攻撃面以外のところを深く考察していって、
自分なりの守備の基準を作るのが良いかなと思います。
放銃率が同じ12%でも、
その放銃の内容が違うことが多いので、それで成績が違ってきますからね。
放銃の内容を良くするというのが麻雀AIを使った勉強になります。
ダマの相手には厳しくても、副露している相手には警戒できますからね。
雀豪3の方の短期データです。
和了率を見る限りは下振れですね(かわいそう・・・)。
放銃率は12.49%は、四麻だと平均かやや高いぐらい。
この方は牌効率本で勉強したようなので、攻撃型のスタイルになってます。
この方は雀豪2で、同じぐらいの短期間でのデータです。
同じく牌効率本から入った方ですね。
放銃率が12.22%で、この方も平均かやや高いぐらいってところです。
どちらの方にも言えますが、牌効率をしっかり学んでいる分、
牌効率で自信があり門前の方が打点が高いのため、
副露率が玉の間平均より約10%低く、立直を打っていくスタイルのようです。
立直後は無防備になるので、押し返された時に打ち込むことが度々あるんですよね。
基本、打点も高いので、押すことも多いですし。
これが牌効率本で牌効率を先にマスターしたことによる弊害です。
弊害と言いつつも打点が高い時に押すことは間違ってないです。
ここが門前派の難しいところ。
打点が高くとも分の悪い押しをしてしまっているケースがあるのではないかと思う。
10回に1回しか和了れない8000点の立直で、10回に2~3回、平均で5000点放銃するとしたら、
ちょっと割に合わないってことになります。
これは「待ちの悪い立直」という前提条件ですけどね・
待ちが良い8000点の手は、10回に3回ぐらいは和了拾えないとおかしいので、
全然、プラスですね。
ちなみに立直後の放銃率見てもダメですよ?
めくり合いで負けているだけって考え方もありますけど、
一向聴で押した場合の放銃率もありますし、
分が良い立直の時も含んでますからね。
分が悪そうな立直の後の放銃率はどれくらいかなんてのは、
細かく精査しないと出てこない数値です。
諸々含めて両名のデータは立直後放銃率が13%と14%ぐらいでしたね。
ちなみに牌譜屋さんの平均値って悪い人のデータも含めての平均だから、
それよりちょっと良いぐらいでないと、数値的には良くないです。
でも、このデータはめちゃくちゃ悪いってほどでもないです。
めくり負けしているようで、実はしてないって数字でもありますね。
私の場合、玉の間100戦ぐらいで立直後の放銃率が8%ぐらいなのでかなり低いです。
追っかけ立直するケースも私は11%で、両名の方は18%と17%で差がありますね。
立直和了率は私が55%、両方の方は43%と46%で差があります。
単純に和了が拾えてないって見るのか、和了る立直を打ててないのか。
私の場合、愚形立直のみをあまり打たないので、
その分、和了率が上がっている説はありますね。
それをしないから、放銃率が下がってるのもある。
この2名の方は、逆パターンの可能性はあるかな。
こうやって単一データで判断するのではなくて、
関連してそうなデータを複合的に見て問題点を探すのが、
データからの考察になります。
1人目の方の和了率18%も、もしかしたら下振れではなく、
他の原因が隠されているかもしれません。
200半荘でこの確率は下振れと言い切るには悪すぎる気もするんですよね。
牌効率が良くて、それでも和了率が低下しているのは、
相手の副露に対して聴牌速度が追いついてない可能性があるよね。
良い手が入ってきて、
相手が素早く和了って「早いよ!」って言ってるケース結構見ます。
高い手になりそうな手を3900点、2000点に下げる鳴きを入れられてないってのはあるかも。
その高い手、相手の速度に追いつきますか?という話です。
門前派は拘りが強いタイプが多そうなので、序盤から鳴けと言っても難しいですよね。
和了率って下振れの他に影響することは、
他家の和了や聴牌、副露なんだよね。
相手の速度が大きく関わってくる。
間に合わないと感じたら、迷わず鳴く。
いくら大物手が入っても和了れない大物手に意味はない。
時には打点を速度に変換する鳴きが必要になってくる。
魂天の人って、そういう邪魔も上手いよね。
「自分にドラがない=相手が高い」ということは、
この手は面前でも5200点までだから、鳴いて1000点でさくっと和了るみたいなの。
魂天の方の和了りの種類みてみたいわw
「かわし手」と「打点高めた本線の手」の割合。
3900点が本線じゃって人と、
かわし手だって人は雀風によって違うから定義が難しいから、
本人に聞くしかないけどw
麻雀上手い人に配信をリアルタイムで見てもらって、
その方の配信枠で好き勝手に言ってもらうのが良いと思うんだよね(笑)
後から牌譜検討という形も悪くないんだけど、
リアルタイムで好き勝手に言ってもらうのが大事で、
後からの牌譜検討だと「この打牌も悪くないよね、どっちでも良いね」って割となりがちですからね。
そういうときこそ、ちゃんと考察して、
それぞれの打牌のメリットデメリットを理解して、
自分の中で落としどころをみつけるのが良いかなって思います。
配信者の方は、配信の準備とか作業とかで時間くわれるし、
社会人だって平日は時間ないから、やってられないし、
他の趣味だってしたいしで、麻雀にすべてをかけられないですよね(笑)
割とこの記事、好き勝手に書いてますけど、
麻雀の勉強方法は色々とあって、
牌譜検討は、その中でも検討の仕方が色々とあるという話でした。