ツメフラ法の進化の第一歩 | makidumedeskのブログ

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10年以上前のツメフラ法初期の治療です。

子供のころから深爪を繰り返していて、先端が完全に埋没している爪です。

先端がその先の皮膚よりもかなり下にあって、爪を伸ばすと食い込むので痛みが出てきて、爪を伸ばすことができずに深爪を繰り返していた爪です。

どこの医療機関に行っても、深爪がひどく、爪を持ち上げることができないので、治療は不可能といわれていたそうです。

そこで、熱可塑性プラスチックを使って、根元から先端を持ち上げる、それも爪の表面だけを使って先端を持ち上げるということをしました。

そのために、トライアングルツメプラというものを作って、根元から先端を持ち上げることに挑戦いたしました。

その結果、爪の先端は伸びてきて、その先の皮膚の上に出ることができました。

そこで、ツメキャップの原型を爪の先端に付けて、完全にその後爪を伸ばすことができるようになりました。

非常に初期の、まだ十分に爪の知識が出来上がっていない時期の治療例です。

この時、爪のどこからでも力を加えることができるということを実感いたしました。

あらゆるポイントに力を加えることを可能にしたのです。

その後、さらにツメフラ法は進化していって、現在の形に至っています。

あらゆるポイントに、最適な力で、即座に、最適な形に誘導し、その形を維持することを可能にした、進化の第一歩でした。