外側から押されて、巻き爪になると考えていた時から見ると、まったく違う発想でそのメカニズムを組み立てていくことは、とても面白いことでした。そして、その治療法を開拓していくことも、とても興味深いものがありました。
メカニズムがわかれば、その解決方法も自然とわいてくるもので、次から次からアイデアが、湧いてきました。表面からでも、力が加えるようにするために、熱可塑性プラスチックを使うことは、劇的なアイデアでした。
つるつるした爪に、好きな形にプラスチックを接着して、そこに力を加えることができるようになって、爪のどのポイントにも力を加えることを可能にしました
短く切られた爪でも、容易に持ち上げることができるようになりました。割れた爪の補修も、簡単にできるようになりました。
矯正に必要な力の性質もわかるようになりました。また爪の性質が十分にわかると、何をしてもよいかもわかるようになりました。このようにして、今までわからなかったことが、次々にわかってくることで、治療方法は、格段に進歩していきました。
そして、即時矯正して、その形を、最適な形にして、維持することが可能になりました。
さらに、再発を確実に防ぐことが可能になりました。
爪の性質から、ほおっておけば再発する可能性が高いので、それを正確に防ぐことが重要であることがわかってきました。
これで、ほぼ満足のいく治療方法を確立いたしました。
どのような巻き爪でも、それが巻き爪である限りは、必ず治療することができると確信するに至っています。