澤村伊智『怪談小説という名の小説怪談』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

たまには跳ばずに観るFOOTBALL

秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

 

図書館本。

 

いまやホラー、怪奇小説の第一人者となった著者の短編集。

面白く読みましたが、非常に技巧に優れているだけに、そちらへやや溺れている感も。

伊坂氏にも言えることだけど、派手な叙述トリックを使わなくとも怖くて読み応えのあるストーリーを紡げる方なので、さらに期待したいです。

 

この著者の魅力は、「ぼぎわん」や「ずうのめ」のような長編の方が伝わりやすいのかもしれない。