大沢在昌『暗約領域 新宿鮫XI』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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観ていた名残り。

 

 

図書館本。

新宿鮫シリーズ、久しぶりの新作。

 

桃井、晶と主要人物が消えての作品だが、藪や幸田は健在。

薬の取引を追っていたら違法民泊で中国名の人物が殺されたでござる、とお話。

 

ただただ長く、魅力的な敵役もいないのでスピード感には大きく欠けます。

リズム良く読めたのはせいぜいⅥくらいまでかなぁ。

今回空気だった桃井課長の後任・阿坂はうまく描けば良いキャラになりそうな予感はありますが…。

晶はストーリー上関係なければ不在でOKでしょう。

 

途中、誰のセリフか非常にわかりづらい場面も散見。

これは読者の力量のせいではないと思う。

最新シリーズが雑誌連載されているようですが、ちょっと改善して欲しい部分。

 

ところで書名の「暗約」、ストーリー読んだらニュアンスはわかるけど、そんな言葉あるん?