『冒険の日々』@熊谷達也 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

秋田、雪多すぎて雪祭り中止ってwww

どうやら八橋が埋まっちまった模様。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000006-khk-toh


熊谷 達也
冒険の日々

熊谷達也は初めて読む。マタギの話で直木賞獲っているんだよな。


本作は、宮城出身の著者が子供時代の思い出をアレンジしたような感じの軽い短編(連作?)集。

子どもにとってはまさに「冒険」といえる遊びを軸に話は進むが、

そこで描かれる超自然的現象への回答が、最後にすべて示されるわけではない。

ここは好き嫌いが分かれるかも。


子どもって乏しい知識をかき集めて状況を分析するから、

おかしな方向に結論がいくのはなんか納得できる。


昭和40年代半ばが舞台のため、現在45歳~50歳くらいの人が読めばかなりハマるはず。

残念ながら俺には共感できる部分とよく分からない部分が同居していた。

自分も田舎なので外で遊ぶことが多かったので、確かに妙な懐かしさは覚えたけど・・・


ほのぼのとした空気の本編に比べ、エピローグはプチ衝撃波

そんなつもりはなくたって、周りも自分もいつまでも若くはないってことですな。