先月から、フアン・デ・ロス・レジェスのテクニカレッスン通っています。

以前から「サパテアード(足)強化したいなら彼のところに行くべし」と何人かの友人から聞いていたのですが、先月になってやっと重い腰を上げました。。


初日ですぐ「なんでもっと早く来なかったんだーーー!!バカバカバカびっくりびっくり

と思いましたよ。


プロの人たちがサパテアードを打つ時の足の形が解読できた感じ。こうやってたのか!!



なもんで、私も足の上げ方、姿勢、プランタ、タコンの基礎からみっちりやり直し。



「レッスンを受けるためにセビージャ中をあちこち駆け回る前に基本の音をしっかり出せるようにならないと。その後に自分の足で自分の音を奏でるんだ」


「どんなに振付を習っても、サパテアードの音や姿勢がしっかりしていないと全て台無し」


「家でも打ち方の形を身体に覚えさせるよう練習をしっかりすること」


もーーう彼の言葉は耳がイタイことばかり。。


でもほんとにそうなんですよね。そのことをちゃんと伝えてくれて、地道に何年も何十年も同じこと繰り返し教えてくれる貴重な存在ではないかと思います。


1時間ひたすら基本の打ち方の練習だけ。

プランタ、タコン、ゴルぺ、プンタ。。。
ゆっくり丁寧にできたら、今度は速度を上げながら同じ感覚を維持する練習。


おかげさまで、音の強弱、打ち方、自分の弱点があらわに。まー気が抜けるとすぐコンパスも外すわズレるわ。。



こりゃぁ、時間かかるわ。。


それでも、今気づいたから良しとしよう。

自分が楽器になる。音を奏でるための技術。

足がしっかりしてきたらサパテアードが楽しくなりそうw



バストン棒でコンパスを刻みながらレッスンをする彼を友人は「教官」と呼んでいました。ぴったり。。


この動画では真っ黒な髪ですが、今はロマンスグレーで、フラメンコに対しての姿勢はまさに「教官」です。





今年のフェリアは5/5〜12日でした。メインゲートのPortadaの点灯式から始まり、最後は花火で締めるという、1週間のお祭り。

2月末ごろにはこんなんだったのが
見事豪華なゲートに!!
私が住んでる場所はフェリア会場に近いので、この1週間は衣装を着た人たちをたくさん見かけました。↓↓
華やかなドレスやスーツを着た人たちの横を、レッスン帰りで黒スパッツとヨレヨレTシャツで汗だくの私が横切るという。。ニコニコ うーむなんとも言えない気持ち笑笑

今回は1日だけフェリア会場に行きました!地元のお友達のカセータに行きましたが、元々フラメンコ関係ではないのでほとんど飲んで食べておしゃべりしただけで。。今年は数回踊っただけかな。

(すいません衣装去年と同じです笑笑 ちょっとお花とシージョの巻き方変えましたw)

フラメンコ関係なくても、セビジャーナスをあまり踊れなくても、地元のセビジャーノたちがどうやってフェリアを楽しんでるのか、垣間見ることができました。

着飾って飲んで食べて踊って。(普段バルでやってることと同じじゃん笑笑)
それでも馬車が街中を走るし、馬もオシャレしているし、やっぱりフェリアの雰囲気は特別ですね。



最終日は橋から花火鑑賞花火花火。木にかかって全部は見えませんが。。思わず出てくる言葉はやっぱり日本語w ハートの花火が打ち上がった時の観衆のリアクションが良かったです。



何だかんだ街中がウキウキ楽しい雰囲気に包まれた1週間でした。

気がつけば帰国まで2ヶ月を切ってしまいました。。残りの期間もスペイン生活を楽しみながらレッスン頑張らねばーーー真顔真顔


セマナサンタ(キリストの受難週)は毎日各教会からキリスト像とマリア像を山車に乗せて大聖堂まで行進するプロセシオンという行事があります。

私も今年はViernes Santos Madrugada、金曜の午前中にある行進を観に行きました。初めは有名なエスペランサ・デ・トリアナだけ見ようと思ってたのですが、一緒に付き合ってくれた友人が「せっかくだから全部見よう!」と街の中心地まで行くことに。

地図で進路や時間を確認しながら、あとは人ごみについていきながら。

実際の山車が来る前にはナサレノという三角帽を被った人たちがろうそくを持ってぞろぞろ進んでいきます。


ちょっと異様な雰囲気だけど、慣れると厳かに見えて来るから不思議。

かなりの人ごみですが、いつもバルや道端でワイワイガヤガヤやっているのとは違い、とても静かです。

山車が通り過ぎる時は、かなり「静粛」です。

こんなにたくさんの人ごみなのに、静かです。
みんな心を鎮めて山車が通り過ぎるのを見つめています。中には祈りを込める意味で胸元で十字架を切る人も。

残念ながら目の前でサエタを歌う場面には遭遇しませんでしたが、遠くから聴こえてくる時があり、その歌声は感慨深いものがありました。



下の動画はマカレナ地区の教会から来たイエス像の山車。この中に大の男がびっしりと連なって担いでいます。行進の練習に1年かけるのだとか。たしかに息が合っていないと難しいかもしれませんね。
ローマ軍の格好をした人たちも行進しているのが特徴らしいです。



そしてそのマカレナのマリア様。
友人の母親も大好きだそうで、彼女も特に思い入れがあるようです。涙ぐんでました。

そして最後にトリアナの行進を見ようとしてお金を払って入るVIPエリアの手前で待っていたら、見知らぬおじさんが「良かったら一緒に入るかい」と言って、VIP席に連れていってくれました!!
わー見やすいこと!しかも椅子がちゃんとあるから休める!笑笑 おじさんありがとう!!




こちらは馬が走るように行進するのが特徴的。

そしてエスペランサ・デ・トリアナ(マリア)の行進。やっぱり人気があって、ハレオ(かけ声)も一段と多い。テーマ曲(とでも言いましょうか)が演奏されると、みんな大合唱です。↓↓↓



これだけ大勢の人が熱狂的になるって。。。確かに人ごみが苦手で嫌だなぁと思うこともありますが、その人たちの感情を共有しようと中に入ると、宗教云々を超えてただただ凄いなぁと感動してしまいました。


先週末はグラナダの友人宅で遊んだり(今度記事にします)、フラメンコの「フ」の字も考えないほどのんびりしてスペインを楽しみました。さー明日から頑張るぞ〜〜。。

最近は踊りよりも身体をどうやって動かすか?ってことばかり考えている気がします。

いろんなクルシージョを受けても腑に落ちないまま終わってしまう。


結局、自分がどう動いているか把握してないところに戻る。基礎がきちんとできていないところに戻る。


早く上手になりたい!って焦っちゃうけど焦っちゃダメなのよね〜〜


というわけで、今月はバレエとテクニカに励むことにしました。


身体の軸の作り方は人それぞれだと思いますが、私はバレエの基礎レッスンがとても役立っています。だいたい同じ流れを繰り返すので、自分の動きに気をつけて集中できる。


そして、筋肉は鍛える前に十分緩めることが大事だと学びました。

私は昔から上体起こしが苦手でした。背筋は強くて腹筋が異常に弱い。腹筋への力の入れ方がピンとこない。どうやら、腹直筋(腹筋)が凝り固まっているようだと以前整体師さんから言われたことを思い出し、その「緩める」ことから始めました。ベッドの上で横になりながら、つま先から指先まで、胴回りを意識しながら左右斜めに伸びています(笑笑)。なんと言っても、伸びた後の緩まり具合が気持ちよくて、リラックスできるんです。。。そして次の日には身体の感覚も少し良くなっているという一石二鳥。


固まっていた腹直筋を伸ばすことで上体起こしのときにどこに力を入れれば良いのか分かり始めてきました。また骨盤まわりと大臀筋を緩めることで軸の感覚が左右対称になってきて、回転も以前より楽に。


あとは胸筋らへんと腰回り筋肉の感覚が分かってきたら、上体起こしできるようになるはず!!


あれっ  私何したいんだったっけ真顔



とたまに考えつつも、日々の身体の変化を楽しんでいますw 
今年のセマナサンタ(イースター、いわゆる復活祭前の受難週)は4月14日〜21日です。イースターは春分の日あとの満月の日が過ぎた最初の日曜日だそう。そしてセビージャの春祭り、フェリアはそこから2週間後なので5月5日〜12日になります。

この写真はフェリア会場のメインゲートの設営真っ最中。3月頭に撮影したものです。年に一度のお祭りのために毎年こうやって建てているんですね。。

これがこうなる下矢印下矢印

スペインは大体2月が雨季なのですが、今年は3月に入っても全くと言っていいほど雨が降っていません。水不足が心配な地域も出てきているそうですが。。

こんな年はセマナサンタの時期に雨が降ることがよくあるそうです。そして雨が降ると山車がパレードできないので、各教会から大聖堂まで行進するプロセシオン自体が中止になるそうで。


去年のあの去年のあの街中の混雑を思い出すと、雨降ってもいいよ〜

と思うのですが。。笑笑

とにかく毎日が晴天の最近のセビージャです。レッスンの帰りが日中ど真ん中で日差しが強いので、そろそろ帽子を買わねば。。。