ヨーグルトでは便秘は解消しない!?でも書いたように、体が冷えている人やヨーグルトを食べても期待しているような変化は得られないことがあります。

 

冷え以外に、「ヨーグルトを食べているのに便秘が解消しません」という人によくあることが、食物繊維の不足です。

 

そもそも、便のもとになるものがなければ出ません。

ヨーグルトで腸内環境を整えていても、便がなければ出ないのです。

また、便がたまっていても腸の働きが弱っていては出ません。

食物繊維は便を作るためにも、腸の働きを活発にするためにも大切なものです。

 

便の60~70%ほどは水分で、残り30%は腸内細菌、腸壁が剥がれたもの、食べもののカスなどです。

食物繊維は食べもののカスにあたります。

 

食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があります。

不溶性食物繊維は便のカサを増やし、腸を刺激して働きを活発にする働き、水溶性食物繊維には善玉菌のエサになる働きがあり、どちらも便通をよくするために大切です。

 

「食物繊維摂取のために野菜を食べています」という場合でも摂取できてる食物繊維量が少ないことがあります。

「野菜を食べています」といって便通が悪い人は、たいていサラダを食べています。

生野菜はカサがあるのでたくさん食べている気になりますが、キッチンスケールで重さを量ってみるとわずかな量でしかありません。

思っているほど野菜を食べれていなくて、思っているほど食物繊維を摂れていないのです。

 

そして、サラダとして食べる野菜は食物繊維含有量が少ないです。

 

100gあたりの食物繊維含有量は

トマト 1.0g

レタス(結球葉) 1.1g

キュウリ 1.1g

 

1日の食物繊維摂取目標量は、成人男性20g以上、成人女性18g以上で、レタスやキュウリなどを食べても全く足りていません。

 

ほうれん草の場合だと100gあたりの食物繊維含有量は3.6gです。

1日の野菜摂取目標量は350g以上で、ほうれん草だけを350g食べたとしても摂取できる食物繊維量は12.6gです。

 

野菜だけで1日の食物繊維摂取目標量をクリアするのは難しいかもしれません。

 

食物繊維が含まれている食品は野菜だけではありません。

果物、海藻、きのこ、豆類(豆乳や豆腐などは食物繊維が少ない)、未精製穀物(玄米や全粒粉など)も食物繊維を多く含む食品です。

こういった食品を毎食摂るように意識していると、1日の食物繊維摂取目標量をクリアできることでしょう。

 

ヨーグルトを食べてせっせと腸内環境をよくするだけでなく、便通をよくするためには食物繊維を摂取することが大事です。