暑くなると汗をたくさんかいて水分が失われます。
水分が3%失われると、ぼーっとしたり、食欲不振になったりします。
5%失われれば、頭痛や熱にうだるような感じがでて、8~10%失われれば身体動揺やけいれんを起こします。
そのため、水分補給は大切なのですが、水分の摂りすぎにも注意が必要です。
漢方では、脾(胃の働きとほぼ同じ)は湿を嫌うと考えています。
湿とは、湿気、水分のことです。
水分を過剰に摂ると、胃の働きがもともと弱い人は、胃に水分がたまってしまいます。
もともと消化力が弱いところに過剰な水分がくると、ますます消化力が弱くなってしまいます。
消化力が弱いと、食べたものをきちんと消化吸収できません。
きちんと消化できなければ、エネルギー不足になり夏バテに。
胃が丈夫な人でも、水分を過剰に摂取していれば、胃の調子を悪くしてしまいます。
特に冷たいものには注意が必要です。
脾は温かいものを好み、冷たいものを嫌います。
冷たさと水分のダブルパンチで、消化力に大きなダメージを与えてしまいます。
夏になると冷たいものをとる機会が増えますよね。
アイスやキンキンに冷えた飲み物など、冷たいものをよくとっている人は夏バテを起こしていませんか。
冷たいものをとることで消化力が落ちる。
それによって、うまく消化吸収できなくなり、エネルギー不足になる。
こうして夏バテを起こします。
胃下垂の人は、水分をとりすぎると胃に水分がたまってしまうことがあります。
私は胃下垂で、水を飲むとすぐに胃にたまってしまい、胃の調子が悪くなります。
ちょっと多くとるだけでダメです。
ときどき胃がぽちゃぽちゃということもあります。
水分補給は大切ですが、適度な量を心がけましょう。
そして、飲むものは常温か温かいものを。
できるだけ胃に負担をかけないようにすると、暑い季節も元気に乗り越えられます。
