「自分がやらないと仕事がまわらない」
「自分がやらないと、ほかにやる人がいない」
そんなふうに自分を追い込んでいませんか。
自分では無理をしていない、追い込んでいないと思っていても、心と体は悲鳴をあげているはずです。
「よく眠れない」
「疲れが抜けない」
「楽しいことがない」
「やる気がでない」
こういったことに思いあたるなら、自分に無理をしていますよ。
本当にそれはあなたがやらないといけない仕事でしょうか。
まず、「やるべき」と思っている仕事をすべて紙に書きだしてみてください。
頭の中で考えてもうまくまとまらないので、紙に書くということが大切です。
そして、その仕事は
・本当にあなたがやらないといけないものなのか
・ほかの人でもできることではないか
・今日やらないといけないものなのか
・やらないことで大きな損失があるのか
これらを考えてみてください。
客観的な視点に立ってみると、やらないくていいものがいくつもあるはずです。
レポートを書く、文房具を補充する、問い合わせをする、こういったことはほかの人でもできるし、今日やらなくてもいい場合もあります。
私はやらなくてもいい家事を一生懸命にやっていました。
排水口掃除、冷蔵庫の扉拭き、玄関外の掃き掃除、毎日掃除機がけ・・・。
こういったことは、今日やらなくてもいいし、汚れていたからといって生活に支障はないし、ほかの家族に任せてもいいことです。
それなのに、
「自分がやらないと誰もやらない」
と自分を追い込んでしまっていました。
だから、毎日やるべき家事がいっぱいあって、
「時間が足りない!」
「早くやらないと!」
とストレスになって、精神的に消耗していました。
でも、骨折をしてしまって思うように動けなくなったことで、今までのように家事ができなくなりました。
これがきっかけで無理して家事をやらなくなり(というよりも、できなくて)、精神的な負担が減りました。
そうすると、イライラが減って、家族に少しだけやさしい気持ちをもてるようになりました。
骨折をしたのは、
「今まで無理をしていたからそれをやめなさい」
という強制終了だと思います。
無理をしていると心が悲鳴をあげて、本当に動けない状態になってしまうことがあります。
無意識にそういう行動をとってしまうのです。
朝会社に行こうと思ってもお腹が痛くて行けない、体が動かなくて行けない、こういったことも心が悲鳴をあげているサインです。
こんなふうになる前に、心の声を聞いてあげてください。
あなたが背負わなければ回らないものは、思っているより少ないです。
あなたが背負わなければ回らないものは少ないからといって、あなたに価値がないわけではないですよ。
その人の価値は、役に立っている・役に立っていないということで判断されるのではないです。
そこに存在しているだけで、価値があるのですよ。
たとえば子どもは、うるさいし、世話をしないといけなくて大変で、役に立つことをしてくれないことだってあります。
でも親は愛おしいと思っていて、大切にしていますよね。
存在してくれているだけで価値があるのです。
そして、「やるべき」と思っていたことを手放すのは、怠けではないですよ。
それは、負担を減らして自分を大切にしているということです。
自分がやらなかったら、できる人がやってくれます。
やる人があらわれなかったら、頼んでみましょう。
「嫌な顔をされるかも」と思うかもしれませんが、頼んでみると意外とすんなり快く受け入れてくれたりします。
自分の負担を減らしてあげると心が軽くなります。
そして心に余裕が生まれると自然と周りにやさしくなれて、結果的に周りの人たちに安心感や力を与えてあげることになります。
だれかが許可をだしてくれるのを待っているのではなくて、「もう無理はしなくていいよ」と許可をだすのは自分自身です。
心のことについてお話ししてきましたが、心を変えようと思っても難しいことがありますよね。
心に働きかけることが難しいときは、体から働きかけてみませんか。
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心と体はつながっています。
体が変わることで、心に余裕が生まれ、自分らしく生きる土台がととのってきますよ。
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心理療法を受けても、本を読んでも変われなかったのは、疲れすぎていたりして、体が整っていなかったことが原因かもしれません。
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