「1日を無駄にしてしまった」
「がんばったつもりなのに、結局なにもできていない」
「もっとがんばらないと」
やるべきことがあるのにできなかったとき。
1日中ゴロゴロとすごしてしまったとき。
家事や仕事を先延ばしにしてしまったとき。
そういったとき、自分を責めてしまいがちです。
できないところにばかり目を向けてしまって、落ち込んでしまうのではないでしょうか。
人間はネガティブなものに目を向ける傾向があります。
狩猟採取をしていた時代は、命を守るために危険を察知しなければなりませんでした。
そして、また同じ危険が及ばないように、危険なできごとは覚えておく必要がありました。
楽しいポジティブなことよりも、ネガティブなことに目を向けて、覚えておく必要があったのですね。
このシステムは現代人にも残っているので、人間はネガティブなものに目を向ける傾向があります。
そのため、できていることがあるにもかかわらず、できていないことに目を向けてしまうのですね。
何もできていないと思った日でも、ちゃんとできていることはあります。
ごはんを食べる。
お風呂に入る。
そういった日々の営みはしていますよね。
あたり前と思うかもしれませんが、ごはんを食べたり、お風呂に入ったり、日々の営みにはエネルギーを使います。
体や心が疲れているときは、こういったあたり前と思うことでも行動するには、大きなエネルギーを必要とします。
ごはんができあいのものでもいいのです。
「生きる」そのことができているだけでも素晴らしいです。
ベッドで1日中すごしたとしても、それもなにかをしていることになります。
ベッドで1日をすごしてしまうのは、体も心も休息を必要としているからです。
休むという行為をちゃんとやっているのですね。
体や心の声を無視して、無理に動いてしまう人もいます。
無理が続けば、いずれ体や心が悲鳴をあげるでしょう。
休むという行為は、そうなる前にちゃんと体と心の声を聞いて、ケアしてあげているのことなのですよ。
自分を大切にしているということですね。
「ごはんを食べたり、お風呂に入ったり、そういったことをしてもだれの役にもたっていない」
「役に立つことをしないとダメだ」
そんなふうに思ってしまいますか。
あなたがそこにいるだけで、だれかの役に立っていることもあります。
ひとりで家にいるのは寂しい、だれか人がいてほしい、人の気配がほしい、という人もいます。
そこにいるだけで役に立っているのです。
ひとりぐらしという方もいるかもしれませんね。
家にはひとりでいたとしても、友人、両親、兄弟などだれかとのつながりはありはずです。
その人たちにとって、あなたの存在は大切です。
なにかをしなくたって無事にすごしてくれているだけで、家族などは安心できます。
「なにもできなかった」と自分を責めないであげてください。
あなたがそこにいる、生きている、それだけでも価値のあることです。
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