前回の記事で、食事内容がやわらかいものばかりだと、噛んで食べる力がおとろえるということを説明しました。
自分で食べる力がおとろえてしまうと、食べる楽しみがなくなります。
では、どうすれば自分で噛んで食べる力を維持できるのでしょうか。
そのためには、しっかり噛んで食べることが大切です。
ある筋肉を鍛えたかったら、その筋肉を使うことが重要です。
食べるために使う筋肉を鍛えるためには、食べるという行為をすればよいのです。
「噛む力をつける」をテーマにした書籍がいろいろと発売されています。
そういった本では、舌を動かす、頬をふくらませるなど、トレーニングが紹介されています。
そのようなトレーニングをするのもよいでしょう。
でも、それを続けられますか。
面倒くさくなってやめてしまうのではないでしょうか。
食べるという行為は毎日おこなうものです。
たとえ食べるのが面倒でも、毎日なにかしら口にします。
つまり、食べるという行為によって筋肉を鍛えるのは、続けやすいのです。
でも、やわらかいものを食べていては筋肉は鍛えられません。
食べるために必要な筋肉を維持するためには、あるていどの負荷をかける必要があります。
そこでおすすめしたいのは、少し硬い食べものを食事に取り入れることです。
根菜、玄米、ナッツなどは、しっかり噛まないと食べれません。
根菜や玄米など、噛みごたえのあるものを食べることで、噛んだり、飲みこんだりするために必要な筋肉を自然と使うことになります。
そうはいっても、食事内容が硬いものばかりでは、食べるのが苦痛になってしまいます。
そのため、硬いものを取り入れる量は、最初は少しでもよいでしょう。
まったく食べないよりは、少しでも硬いものを取り入れた方がよいです。
たとえば、普段白米を食べているなら、ごはんに雑穀や大麦を加えてみる。
それだけで、白米に噛みごたえがうまれます。
おかずは普段と同じでかまいません。
これなら、無理なくできるのではないでしょうか。
自分で噛んで食べる力を保つためには、普段からしっかり噛んで食べることが大切です。
食べることが生きる楽しみという人もいます。
高齢になって食べることが難しくなってから何かをするよりも、早くから対策をしておく方が簡単です。
そうすることで、高齢になっても食べる楽しみが続きます。
