本を読むのは勉強のためという意識があり、小説を読むことに苦痛を感じることがあります。
健康本やビジネス書などは、何かしら知識を得ることができます。
でも、小説を読んでも生活に役立つような知識を得ることはできません。
役に立たないことをするのに我慢できません。
そのため、小説なんて読んでも意味がないと思ってしまい、読んでいて苦痛を感じるのです。
でも、本を読むのは勉強のためだけではありません。
知識を得たり、生活に役立ったりしないかもしれないけれど、小説など好きな本を読んでよいのです。
そのことを教えてくれた言葉があります。
一般のビジネスパーソンの場合は仕事に関する専門書を読む時間が3割から4割として、通俗本や小説などのエンターテイメント性の高い本を6割から7割くらいでちょうどいいんではないでしょうか。
『人をつくる読書術』 佐藤優
佐藤勝さんは多くの著書をだしていて、頭の回転が速い人という印象を私はもっています。
読書量は月に300冊以上だそうです。
そんな佐藤優さんも小説や通俗本などを読んでいるそうです。
このことを知って、
「無理して勉強のための本を読まなくてよいのだ」
「楽しみのための読書もあってもよいのだ」
と思えるようになりました。
また、知識を得ることはできず、役に立ちそうもない内容の本でも、実は役に立つことがあります。
たとえば、小説からは言葉の使い方を学ぶことができます。
この場面ではどんな表現を使ったらよいのか、作家さんはものすごく考えているそうです。
同じことを伝えるにしても、言い方はいろいろあります。
伝え方によって、読者が感じるものが変わってきます。
どんな表現を使うかによって、先を読みたいと思う気持ちにさせられるかや、面白さが変わってくるのです。
また、小説から知識を得られることもあります。
たとえば、海外小説の場合だと、その国の文化や歴史などを垣間みることができます。
時代小説だと、その時代の様子がわかるでしょう。
そして、楽しいという気持ちは心の栄養になります。
勉強ばかりでは疲れてしまいます。
肉体に栄養が必要なように、心にも栄養が必要です。
『人をつくる読書術』を読んで、専門書4割、エンタメ本6割でちょうどいいと知り、
役に立ちそうもない本でも実は役に立つ、楽しみのために本を読んでもよいという気持ちになってきました。
どんな本であってもムダにはなりません。
勉強のためとかまえず、もっと気軽な読書もあってよいのです。
