何かをはじめても3日坊主で終わってしまうことって、よくありませんか。
続けられないと、自分は意思が弱い、と自分を責めてしまいがちです。
続けられないのは意思の問題ではなくて、やり方の問題です。
ダイエットのことで説明をします。
ダイエットを成功させるためには、間食を控えることや、夜遅い時間に食べないことが大切です。
でも、どうしても空腹をがまんできなくて、お菓子に手が伸びてしまったり、夜食を食べてしまったりすることがあります。
食べてしまうと、罪悪感を覚えるのではないでしょうか。
食べてしまうのは、そこに食べものがあるからです。
テレビで食べものを紹介していると、それを食べたくなりませんか。
焼き鳥屋さんの前とか、おいしそうなにおいがすると、お腹が空いてきませんか。
食べものをみたり、においを嗅いだりすると、食欲が刺激されるのです。
それと同じで、家に食べものがあって、それが目につくようだと、食欲が刺激されます。
意思が弱いから食べてしまうのではなくて、そこに食べものがあるから食べてしまうのです。
それなら、解決策は簡単です。
食べものを家におかなければよいのです。
普段の食事はする必要があるので、魚、肉、米などはあって問題ありません。
おかないようにするものは、お菓子、インスタント食品、冷凍食品など、すぐに食べられるものです。
手軽に口にできる食べものは、食べたいときにすぐに食べることができます。
一方、魚や野菜などなら調理をする必要があるので、食べるために手間がかかります。
そういったものは、手がでにくいです。
こういったふうにやり方を工夫すれば、お菓子に手が出る、といったことを防げます。
今度は運動のことで説明をします。
仕事から帰ってきたら、ランニングをすると決めているとします。
でも、仕事から帰るとソファーに座ってしまい、そこから動けなくなっています。
運動をすると決めたのに、できていないのです。
これは、運動するための準備ができていないことが問題です。
家に入ると、どうしても座りたくなってしまうと思います。
そのため、家に入らないで、帰ってきたらすぐに運動をするために外に出るようにします。
それを実行するために、運動できる準備をしておきます。
玄関に着替えと靴をおいておくのです。
こうすれば、靴を脱いで家の中に入らなくて済みます。
そうやって行動できる環境をととのえておけば、家の中に入ってソファーに座って動けない、ということを防げます。
こうやって、やり方次第で自分の決めたことを実際に行動できるようになります。
できないのは意思が弱いからではありません。
できない自分は意思が弱いのだと、自分を責めないであげてください。
自分を責めて、自分をいじめないでください。
できないなら、やり方を変えればいいだけです。