ぼーっとして時間をすごしてしまうと、時間をむだにしたという気持ちになりませんか。
ゲームをしたり、スマホをいじったりしていて、1日をむだにしたと感じることもあるのではないでしょうか。
そんなとき、罪悪感を覚えてしまいますよね。
起こるできごとには、すべて意味があるので、むだな時間は存在しません。
すべてはベストなタイミングで、ベストな形でやってきます。
それが起こるのは、今のあなたにそのできごとが必要だからです。
疲れているときに本を読んでも、頭に入りませんよね。
こういうときは、休んだ方がよいです。
でも、まじめすぎる人は、休むのはむだなことだ、この時間を有効に使わなければと思ってしまいがちです。
そして、休まずに無理をしてしまいます。
けれども、ぼーっとする時間はむだではありません。
ぼーっとすることで力を回復させていて、自分のためになっています。
疲れているときに本を読んで頭に入らなかったとしても、それもむだではありません。
起こることにはすべて意味があるので、今はわからなくても、どこかでその経験が活きてきます。
後からふりかえらないとわからないこともあるのです。
疲れているときは無理をしない方がよいと気がついて、これまでよりも休むようになるかもしれません。
自分に無理をしない、自分にやさしくなるのですね。
「本を読んだけれど眠ってしまって、ぜんぜん頭に入らなかったんだよね」と、話のネタにできるかもしれません。
『カラマーゾフの兄弟』なんかは、難し過ぎて読んでいても疲れてきそうです。
内容を解するのが難しいと思います(私は読んだことはありません)。
それでもいちおう目を通したならば、ぜんぜん頭に入らなかったとしても、挑戦したことを誇れるかもしれません。
すべてのことは必要だから起こっています。
たとえ、ぼーっとして、何も建設的なことをしていなかったとしても、むだな時間などないのですよ。