食事を栄養をとるためだけのもの、お腹を満たすためだけのものと考えていませんか。
食べることを面倒くさいと考えている人もいると思います。
食事は、ビタミン、ミネラル、タンパク質などの栄養素をとるためだけのものではありません。
食べるという行為には、生命力を取りいれるという意味もあります。
植物も動物も命あるものです。
玄米を水に浸せば芽がでて、大根のあたまの部分を水に浸しておくと葉が伸びてくるのは、命があるからです。
そこには生命力がやどっています。
植物は地球とつながり、太陽の力を受けて育ちます。
つまり、植物には地球と太陽の力が含まれているということ。
その生命力あるものを口にすることで、人間は生命力、生きる力をもらっています。
そして、食べものを通して、地球とつながり、太陽の力を受けとっています。
点滴だけでも人間は生きていくことはできます。
でも、点滴には生命力はありません。
ただ栄養素を投与されているだけで、生命力を受けとっていなければ、活力は失われていきます。
バランス栄養食などといわれる食べものも同じです。
小麦や果物など自然界にあるものを材料にしていても、高度に加工されると、生命力は失われます。
バランス栄養食品を食事の中心にしていて元気です、という人を私は知りません。
植物工場で育てられた野菜は不自然です。
培養液によって栄養を与えられて、地球とはつながっていません。
人工的な光をあてられて、太陽のエネルギーを受けていません。
点滴も高度に加工をしたものも、自然界には存在しないものです。
自然界にはない不自然なものには、大切なものが欠けています。
また植物であっても、地球とつながっていなくて、太陽のエネルギーを受けていなければ、生命力は弱くなります。
栄養素だけを考えるのではなく、その背後にあるものに目を向けてください。
生命力を持ったイキイキとしたものを食べていると、それを口にする人もイキイキとしてきます。