カルシウムをとるには牛乳を飲むとよいといわれています。

 

でも、牛乳はそれほどカルシウムの多い飲み物ではありません。

 

 

100gあたりのカルシウム含有量は

 

牛乳・110mg

小松菜・170mg

納豆・91mg

ごま・1200mg

干しエビ・7100mg

 

 

牛乳よりもずっとカルシウムが多い食品があります。

 

ごまなんて、10g食べれば牛乳100mlと同じくらいのカルシウムをとれます。

 

大さじ1杯くらいで、ごま10gです。

 

 

では、それほどカルシウムが多くないのに、なぜ牛乳の摂取をすすめるのでしょうか。

 

それは、日本乳業協会や乳製品を製造・販売する企業がかかわっているからです。

 

 

牛乳

 

 

多くの人は、テレビから情報を得ています。

 

カルシウムをとるために牛乳を飲むとよいというのは、テレビで聞いたのではないでしょうか。

 

民法のテレビ番組にはスポンサーがついていて、

 

たいてい乳製品を製造・販売するスポンサーになっています。

 

ヨーグルトや牛乳のCMを見ない日はありません。

 

その番組で乳製品のCMを流していなくても、

 

その番組を放送するテレビ局の他の番組で、乳製品のCMが流されていることもあります。

 

また、乳製品を製造・販売する企業と関連のある企業がスポンサーになっていることもあったり、

 

乳製品以外の製品を販売していたりすることもあります。

 

たとえば、ブルガリアヨーグルトなどを販売する株式会社明治は、お菓子や一般用の医薬品も販売しています。

 

明治のお菓子のCMはよく見ますよね。

 

 

テレビ側は、スポンサーに不利となることをいえません。

 

牛乳はよくないなんていったら、スポンサーがいなくなってしまいます。

 

 

企業は自社製品の売り上げをのばすためにCMを流しています。

 

自社製品を否定する内容の放送をされては、製品の売り上げはのびません。

 

それどころか、売り上げが落ちてしまうことも考えられます。

 

これまで「いいな」と思っていたものが、たいしたものでないとわかったら、

 

これからも買おうとは、あまり思いませんよね。

 

 

自社製品が売れなくなるような番組のスポンサーをしていても、何のメリットもありません。

 

不利になるような内容の放送をすれば、その番組からスポンサーが離れていきます。

 

テレビ側はスポンサーがいなければ番組をつくることができません。

 

だから、スポンサーが離れてしまうようなことはいえないのです。

 

 

本ならスポンサーは関係ないので、アンチ牛乳な内容のものがあります。

 

たとえば、『なぜ「牛乳」は体に悪いのか』『牛乳のワナ』などです。

 

 

テレビは操作されている情報です。

 

伝えている内容が、すべて正しいとは限りません。

 

「あるある大事典」の納豆の放送が問題になりましたよね。

 

少なくない数の人がメディアに操られているのです。