ロスチャイルドをはじめとした大富豪と親交のあるトニー中野さんが、こんなエピソードを紹介していました。
ある成功者が、一般の人からしたら高価な商品を購入しました。
トニー中野さんが、たまたまその場にいたときに、その製品が不具合を起こして、使えなくなりました。
トニー中野:「これは販売店にクレームですね」
成功者:「そんなことをしたら、ネガティブなエネルギーが生まれてしまう!」
それで、販売店にも製品を作っている企業にも何もいわず、新しいを購入したのだそうです。
『世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意』より一部引用
成功者は、自分がだすエネルギーに気を配っています。
ネガティブなエネルギーをださないようにしているのです。
斎藤一人さんもクレームはいいません。
あるとき、パーキングエリアでラーメンを注文しました。
食べていて、「あれ、何かおかしい」と気がつきました。
よく考えてみると、チャーシューが入っていなかったのです。
すでに食べ進めているので、今さら新しいものをだしてもらうことは気が引けます。
そのため、店には何も伝えずに食べてしまったそうです。
この話をその後、笑い話にしています。
嫌なできごとと捉えないで、おもしろい話に変えてしまうのです。
自分がだすものが、自分に返ってきます。
ネガティブなエネルギーをだせば、ネガティブなエネルギーが返ってきます。
ネガティブな現実を作りたくなかったら、ネガティブなエネルギーをださないことが大切です。
普段私たちは、意識しないとネガティブなエネルギーをだしてしまいがちです。
疲れたな~、面倒だな~、嫌だな~、なんて考えていませんか。
それもネガティブなエネルギーです。
でも、ネガティブなことを否定する必要はありません。
ネガティブを否定しようとするほど、ネガティブな考えを持ってしまいます。
また、否定すること自体がネガティブです。
ネガティブな考えを持ってしまったときは、「今ネガティブなことを考えているな」と認めてあげます。
そうすると、自然とその考えが消えていきます。
むりにポジティブに考える必要もありません。
ポジティブに考えようと思っても、難しいことがありますよね。
ポジティブに考えようと思ってもできないと、それで落ち込んでしまいます。
ポジティブに考えなくてもいいです。
でも、できるだけネガティブに考えないようにする。
そうすると起こるできごとが変わってきます。
