胃がもたれたり、胸やけを起こしたとき、胃腸薬に頼る人は少なくありません。
ドラッグストアに行けば簡単に胃腸薬を買えて、手軽に飲めますよね。
でも、その胃腸薬は本当に必要でしょうか。
胃がもたれたり、胸やけを起こしたりする原因は、次のようなものです。
・食べすぎ
・よく噛んでいない
・油っぽいものの摂りすぎ
これらが原因なので、思いあたるものがあれば、それをやめればいいのです。
食べすぎならば食べる量を減らせばいいし、よく噛んでいないならもっとよく噛めばいいし、
肉や揚げ物など油っぽいものが多いなら控えれば、胃もたれなどを防げます。
薬を飲まなくても、胃もたれや胸やけは改善できるのです。
胃腸の調子が悪いのは、「何か間違いがありますよ」と体が教えてくれているサインです。
食べすぎだったり、よく噛んでいなかったり、そういった間違ったことがありますよと教えてくれています。
それを無視して薬を飲んで嫌な症状を抑えるのは、体に負担をかけることになります。
食べすぎは肥満のもとです。
肥満によって、高血圧や糖尿病を招く恐れもあります。
よく噛まないと消化不良を起こして、栄養素をしっかり吸収できず、栄養不足になってしまうかもしれません。
脂が多い食べものの一つ、肉ばかり食べていると、発がん性が高まるかもしれません。
こういったことが起こらないように、胃もたれなどの症状で体はサインを出してくれています。
それを無視して薬で症状を見えないようにするのは、胃もたれなどよりももっと大きな体の問題を招いてしまうかもしれません。
また、薬の問題もあります。
胃腸薬には、胃酸を中和する働きのある、酸化マグネシウムや水酸化マグネシウムが配合されていることがあります。
胃酸にはタンパク質を消化する働きがあります。
胃酸が中和されてしまえば、食べたものをしっかり消化できず、栄養不足になる心配があります。
また、胃酸には殺菌作用もあり、胃酸が中和されれば、菌が腸にまで運ばれてしまう心配があります。
食べすぎない、よく噛まずに飲み込む、こういったことをやめればいいだけです。
食べすぎた、飲みすぎたと言って消化薬を飲むのは本末転倒である。
(中略)
強い薬を使って胃腸を戦場にし、体力を無駄に消耗するのは愚かなことである。
『超訳 養生訓』 貝原益軒 奥田晶子・訳
貝原益軒もこういっています。
