寛容力を持っている人は、あることが上手です。
これを練習すれば、完了力のある人に近づけます。
そのあるものとは、いいところ探しです。
寛容力のある人は、人やもののいいところを探すことが上手です。
寛容力があるとは、いろいろなものを受け入れられるということです。
いいところも、悪いところも受け入れられます。
いいところも、悪いところも受け入れられるということは、いろいろなものも見方ができるということです。
いろいろなものの見方をすると、悪いことと思ってしまいそうな出来事や人に対しても、いいところを見つけられるようになります。
たとえば、待ち合わせをしていて、友人が遅れてやってきたとします。
寛容力の低い人は、遅れたことに怒ってしまうでしょう。
自分が大切にされていない、時間を無駄にされたなど、悪いところにばかり目が行ってしまいます。
寛容力のある人なら、遅刻ということにもいいところを見つけられます。
相手がやって来るまで本を読んでいられた。読書をする時間ができてよかった。
ベンチに座って、ちょっと眠れた。睡眠不足を解消できてよかった。
こんなふうに、いいところを見つけることができます。
いいところを見つけられるようになるためには、普段から練習をすることが大切です。
いつも見るもの、触れるものなどに対して、いいところを探すようにします。
お茶がおいしかった、天気がよくて洗濯物がよく乾いた、職場の人が優しい声をかけてくれた。
何気ない日常の中でも、探すといいところがたくさんあります。
それから、本を読むこともおすすめです。
本を読むといろいろな考えを知ることができます。
さまざまな考えを知ると視野が広がり、今までとは違った見方ができるようになります。
違った見方ができると、いいところが見えるようになってきます。
いいところを見つけられなくても、それでいいです。
いいところを見つけられない自分を責めないでください。
いいところを見つけられない自分にOKを与えてあげることも、寛容力を高めることにつながります。
いいところ探しをしていると、寛容力を高める練習になるだけでなく、ハッピーになるおまけもあります。
自分が幸せであることも、寛容力を高めてくれますよ。