人は権威や評判に弱いです。
医者、マスコミ、有名人、口コミなどがいっていたからと、信じてしまいます。
では、その情報は本当に正しいのでしょうか。
医者や有名人などが伝えていることは、自分が知っているもの、自分が信じているもので、それが正しいとは限りません。
腰痛のことで説明をします。
腰痛の原因はいろいろといわれていますが、実際は何が原因かはっきりしていません。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症があっても、腰痛を起こさない人もいます。
医師や整体師によって、腰痛の原因と考えているものが違います。
骨盤に注目している人なら骨盤のゆがみ、筋肉の凝りを専門にしている人なら筋肉の凝りが原因だといいます。
腰痛でいろいろな病院・整体院・鍼灸院に通っている人もいるのではないでしょうか。
いろいろなところに行って原因を尋ねてみると、違ったことをいわれる場合があります。
それは、その医師や整体師などが「これ」と信じているものをもとに患者さんをみているからです。
色眼鏡をかけて、自分の偏った考え方や知識でみています。
それで結局、病院めぐり、整体院めぐりをすることになり、何年も治らないのです。
また、口コミはあてになりません。
口コミはあくまでも個人の感想です。
あなたと他人は違うので、他人が思ったことをあなたも感じるとは限りません。
誰かがおいしいといっていても、あなたの口にはあわないかもしれません。
私は本を選ぶときにアマゾンのレビューを見ることがあります。
でも、あまり参考になっていないです。
「おもしろい」「感動した」「泣けた」など評価されている本を読んでも、私はちっともおもしろいと思わなかったり、感動しなかったりすることが、たびたびあります。
権威や評判などに頼るのは、他人にふりまわされているといえます。
他人のいうことや他人の考えなどをそのまま信じてしまっています。
権威のある人がいっているからといって、すべてが正しいとは限りません。
口コミはあてにならないこともあります。
何が正しいかは、自分で考えて判断することが大切です。
多くの情報を得て、それをうのみのしないで考えて、自分で判断する。
そして、自分の心の声を聞いてください。
そうすれば、他人にふりまわされることがなくなります。