「あなたはいつも無駄遣いばかりする」

 

「あなたはいつも言ってもわかってくれない」

 

そうやって自分の気持ちを伝えたら言い争いになってしまった、ということがありませんか。

 

 

自分「あなたはいつも無駄遣いばかりする」

 

相手「欲しいものだったんだからいいだろ」

 

自分「どれだけ無駄遣いしていると思っているの」

 

相手「俺が稼いだのだから、好きに使っていいだろう」

 

(この後も言い争いが続く)

 

 

言い争いなんてしたくないはずです。

 

本当は自分の気持ちを知って欲しいのですよね。

 

では、どうしたら言い争いを避けられるのでしょうか。

 

 

 

 

言い争いになってしまうのは「あなたが」を主語にしているからです。

 

「あなたが」と伝えると、言われた相手は責められているように感じます。

 

責められると「脅威」と感じるので、反撃をしてきます。

 

 

もちろん、「あなたが」と伝えても責められていると感じない人もいます。

 

それは、その人が育った環境や考え方によります。

 

でも、言い争いになってしまうようなら、「あなたが」という言い方を責められていると感じている可能性があります。

 

 

自分の気持ちを上手に伝えるポイントは、「私は」を主語にすることです。

 

「私はこう思った」「私はこうして欲しい」と「私は」を主語にします。

 

「私は」は自分に関してのことなので、相手を責めていることにはなりません。

 

 

たとえば、これ以上ものを増やさないで欲しいとします。

 

「(あなたは)またこんなに買って」というと、「あなたは」を主語にしているので、責めているように受け取られてしまいます。

 

「(私は)ものを少なくしてスッキリした暮らしをしたいの。だから、これからは何かを買うときには相談して欲しいな」

 

こういった言い方なら「私は」を主語をしているので、責めているようには受け取られません。

 

 

つい「あなたは」といってしまいがちで、意識をしないと責めているような言い方になってしまいます。

 

伝えたいことがあったら、まずは紙に書いたりして整理すると、うまく伝えやすくなります。

 

相手を責めない言い方をすることが、自分の気持ちを伝えて、穏やかに会話をするコツです。