プラセボとは、薬としての効果のない乳糖やでんぷんなどを、薬のような形状にしたものです。

 

プラセボを飲んでもらって得られる効果をプラセボ効果といいます。

 

 

お腹が痛い人に「これは腹痛によく効く薬だよ」といって、小麦粉とか薬としての効果を持たないものを飲んでもらうと、実際に腹痛がおさまることがあります。

 

薬の効果がないものでも、効くと思って飲むと効くのです。

 

これがプラセボ効果です。

 

 

たとえば、ある抗うつ薬が60パーセントの改善率を示すのに対し、プラセボ群は40パーセントもの改善率があるとします。薬効成分の入っていない偽薬を、「効く」と思って飲むだけで、4割もの人が「効果がある」と実感し、実際に症状が改善するのです。

逆に「効かない」と思って飲むとプラセボ効果が出ない。つまり、プラセボ効果を除いた、純粋な薬効だけで考えると抗うつ薬は、たった2割の人にしか効かない、ということになってしまいます。

 

『精神科医が教える病気を治す感情コントロール術』 樺沢紫苑

 

 

一般的な抗うつ薬では改善しない人に対して、クエチアピン徐放錠またはプラセボを服用してもらった試験では、クエチアピン徐放錠を服用した患者さんと、プラセボを服用した患者さんでは、うつ症状の改善の程度に大きな差はなかったという報告もあります。

参考:- (astellasclinicalstudyresults.com)

 

 

 

 

薬効を持っている薬でも、効果がないと思って飲めば、効果は期待できないでしょう。

 

薬効のないプラセボでも、効果があると思って飲めば、効果が期待できます。

 

 

薬の効き目は、ほとんど自分の思い込みによるものではないでしょうか。

 

薬に何とかしてもらおうとするのではなく、自分の気持ちの持ち方が大切です。

 

この現実は自分の思いが作っています。

 

病気が治るのも、治らないのも、自分の思いによるものです。