怒りに対して、怒りを返したくなることがあると思います。
でも、怒りに対して怒りを返すのはおすすめできない方法です。
怒りに対して勝つ方法は、怒らないことです。
たとえば、道を歩いていたら、ぶつかってきた人がいるとします。
相手が悪いのに「おまえ、どこ見て歩いてるんだよ!」と怒りを向けられてしまいました。
それに対してあなたは、「おまえがよそ見してるんだろ!」と怒り返します。
それに対して相手がさらに怒りを向けてくる。
このように怒りのやり取りがずっと続いてしまいます。
怒りの気持ちは消えず、嫌な気持ちが残ります。
怒りに対して怒りを返すのは、相手と同じ土俵に立っているということです。
相手と同じレベルなんですね。
怒りに対して怒らないことができれば、自分は相手よりも上に立っていることになります。
幼稚園生に「あんたが悪い」など怒られても、大人だったらあまり怒りを感じませんよね。
それは、幼稚園生よりも大人の方が上のレベルにいるからです。
「幼稚園生なんだから仕方がない」と大人の目線で対応できます。
では、大人同士だったらどうでしょうか。
幼稚園生に対するように対処できないことがあると思います。
これは、相手と同じレベルに立っているということです。
怒りに対して怒りを返さなければ、あなたは相手に勝っています。
大人の対応ができているからです。
でも、それでは自分の気持ちがおさまらないこともあるでしょう。
無理に感情を押し込めてしまうと、それが体の不調などになって現れることがあります。
では、怒りの気持ちにはどう対処をしたらよいのでしょうか。
怒りを感じることが悪いのではありません。
怒りを押し込めようとするのではなく、「今、私には怒りの気持ちがある」と認めてあげてください。
自分の気持ちに目を向けてあげると、怒りの気持ちはおさまってきます。
ブッダの言葉に「怒らないことによって怒りにうち勝て」というものがあります。
怒りそうになったときは、この言葉を思い出してみてください。
