非常に感受性の高い人のことを「HSP(Highly Sensitive Person)」といいます。
敏感な人とも呼ばれる人たちです。
HSPの人は、音・におい・光などの刺激に敏感であったり、人の気持ちを察しやすかったりします。
刺激自体をつらく感じているのですが、それだけでなく、敏感であることを理解してもらえないこともつらく感じています。
私は摂食障害で入院をしたことがあります。
あるとき部屋(個室)が変わりました。
部屋が変わってから、電気を消してから電灯のカチカチという音が気になるようになりました。
そのことを担当医師に話したのですが、まったく理解をしてくれません(ちなみに、この医師は精神科医です)。
理解してくれないだけでなく、「そんなことが気になるの?おかしいんじゃない?」という態度をとられました。
いちおう、電灯を変えてくれたのですが、それでも音が気になります。
それを伝えると、今度は睡眠薬を飲まされました。
部屋を変えてくれるとか、もう一度電灯を確認してくれればいいものを、薬で済ませてしまうのです。
敏感であることをまったく理解してくれていないし、どれほどつらいか本人の気持ちを軽視しています。
音もつらかったのですが、理解をしてくれなかったこともつらかったです。
変な人のように思われたのも嫌でした。
敏感な人は、そうでない人にとっては気にならないものが気になります。
夜眠るときに扇風機を使ったことがあります。
眠ろうとしたとき、扇風機のウーンという音が気になりました。
低いうなるようなかすかな音が、床を伝って聞こえてきます。
他の人だったら気にならないかもしれませんが、私は小さな音でも気になって、なかなか眠れなくなってしまいました。
敏感でない人は、こんな小さな音を気にしないかもしれません。
だからこそ、敏感な人のつらさを理解できないことがあります。
「なんでそんなことが気になるの?」
「気にしすぎじゃない?」
そんなふうに考えて、理解を示してもらえないことがつらいです。
敏感で小さなことが気になってしまうので、それが大きなストレスになっています。
そして、そのストレスが原因で体調不良を起こすこともあります。
ただでさえ、大変な状態なんです。
それなのに、わかってもらえないとさらにつらくなります。
こんな人もいるよ、と理解をしてもらえると、敏感な人たちが少しは生きやすくなると思います。