「病気が治るのは嫌!」という人は少ないと思います。
今のつらい状態から早く抜け出したいですよね。
でも、潜在意識では「病気を治したくない」と思っていることがあります。
治したくないという思いがあると、なかなか病気は治りません。
なぜ治したくないのか。
病気を治したくないのは、病気を都合よく使えるからです。
私は摂食障害で、高校生のときに病院に通っていました。
病院では診断書を出してもらえます。
診断書を出してもらえれば、体育の授業を休めます。
体育の授業はサッカーやバスケットボールなど、チームでやるものが多いですよね。
私はチームで行動するのが苦手なので、体育の授業が嫌いでした。
着替えるのが面倒なのも嫌いな理由です。
そのため、診断書を書いてもらって、体育の授業を休めるのは都合がよかったです。
修学旅行も行きませんでした。
集団行動が嫌いなので、修学旅行なんて大っ嫌いです。
摂食障害だったので診断書を書いてもらうことができ、修学旅行に行かずに済みました。
病気を都合よく使っているのですね。
だから、なかなか治りません。
病気だと、周りの人が優しくしてくれます。
病気を理由に何かをやらなくて済むこともあります。
たとえば、重たい荷物を持たなくていいとか、仕事を休んでいいとかです。
病気の本人はそう思っていなくても、病気が治ってしまうと都合が悪くなるので、潜在意識では「病気を治したくない」と思っています。
この思いがあるとなかなか治りません。
治るためには変わる勇気が必要です。
治ることで面倒なことをしないといけないかもしれません。
でも、治ったことでできるようになることが増えます。
悪いことばかりではないのです。
病気だと体がつらくて、出かける気がしませんよね。
病気が治れば、出かけたいところに出かけられます。
楽しいことが増えます。
元気で明るい人は人から好かれます。
病気でなくても、周りの人は優しくしてくれますよ。
病気を都合よく使っていませんか。
自分の心の奥深くをみてください。
病気を都合よく使うことをやめて、本当に治したいと思えば行動が変わります。
行動が変われば体や心の状態も変わります。