サプリメントのパッケージには、何の栄養素が、どれだけ入っているか、が記載されています。
でも、書かれている通りの量が入っていない、ということが少なくありません。
栄養療法を行っているクリニックでは、食事指導のほかにサプリメントを飲んでもらうことがあります。
あるクリニックでは、患者さん自身にドラッグストアなどでサプリメントを購入してもらっていたそうです。
きちんとサプリメントを飲んでいて、食事も指示した通りにしていれば、うつ、頭痛、倦怠感などの不調は改善します。
それなのに患者さんの症状がよくならかなったそうです。
患者さんは医師の指示した通りのことを行っています。
そこで、サプリメントを調べたところ、パッケージに記載されている通りの量の栄養素が入っていなかったそうです。
その後は、医師が選んだ品質がよいサプリメントを飲んでもらうようになり、患者さんの状態はよくなっていきました。
アメリカはサプリメント大国で、さまざまなメーカーから、数多くのサプリメントが販売されています。
アメリカでも、パッケージに記載されている量が入っていないことがあるそうです。
アラバマ大学で栄養科学を教えるベス・キッチン教授は、こういう。「あるサプリ製造会社のビタミンサプリには、含まれているとされる成分が常に含まれているわけではありません」。
『「健康神話」を科学的に検証する』 生田哲 より引用
では、どうやってしっかり成分が入っているかを確かめたらよいのか。
日本では、サプリメントは食品扱いなので、記載されているものと中身が同じかの判断基準はありません。
産地偽装がときどきありますよね。
中身を表示されているものが違う、ということは食品では珍しくありません。
一つの判断材料になるのがUSP認証です。
USPは米国薬局方のことで、USP認証がついているものは、成分が表示されているだけ入っていて、重金属や微生物などが含まれていないことが確かめられています。
アメリカの認証なので、アメリカで製造されている製品には、この認証がされていることがあります。
日本の場合だと、GMP工場で製造されているものだと、比較的信頼できます。
GMPとは、Good Manufacturing Practice(適正 製造規範)の略で、原材料の受け入れから製造、 出荷まで全ての過程において、製品が「安全」 に作られ、「一定の品質」が保たれるようにする ための製造工程管理基準のことです。
kenshoku_gmp.pdf (jhnfa.org)より引用
品質にこだわらないと、サプリメントを飲んでも、思っているほど栄養素を摂れません。
なんとなく飲むのではなく、購入する前に品質を確かめてください。
もちろん、サプリメントに頼る前に食事から栄養素を摂取することが大切です。