1日に60錠もの薬を飲んだり、10年、20年と薬を飲み続けている人がいるそうです。
こんなにたくさんの薬を飲んだり、何十年も病院に通ったりしているのに、病気がよくならないのはおかしいと思いませんか。
その方法でよくならないなら、他の方法を試してみてはどうですか。
ダイエットのことで考えてみます。
あるダイエット方法が話題になっているので試してみました。
でも、自分がやってみてもやせません。
そういうとき、そのダイエットをやめますよね。
変化がないのにつらいダイエットをずっと続けたりはしないはずです。
他の方法を試してみたり、ダイエット自体をやめたりしますよね。
では、どうして薬の場合は他の方法を考えないのでしょうか。
薬以外の方法もあります。
たとえば、食事です。
うつ病の治療薬に「SSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」があります。
うつ病はセロトニンの不足で起こると考えられています(現時点でははっきりした原因はわかっていない)。
そのため、セロトニンの働きを高めれば、うつ病が改善されると考えられています。
SSRIはセロトニンの再取り込みを阻害して、セロトニンの働きを高めることで、抗うつ作用を発揮します。
SSRIを飲んでも状態が改善しない人がいます。
そもそも、セロトニンを作ることができないと、この薬の効果は期待できません。
セロトニンを分泌させる薬ではなく、再取り込みを阻害する薬だからです。
セロトニンが分泌されていることが前提になっているのです。
セロトニンを分泌させるためには食事を見直すことが大切。
セロトニンを作るためには、タンパク質・鉄分・ビタミンB群などが必要になります。
これらをしっかり摂ることでうつ状態が改善すると、食事指導やサプリメントの摂取によって治療を行っているクリニックもあります。
薬以外にも方法はあります。
一度試してみてダメなら、また違うものを試してみればいいんです。
他のことをやってダメでも、また前にやっていたものに戻ってくることもできます。
ずっと薬を飲んでいても変化がないなら、他の方法を考えてみてはどうですか。
でも、いきなり断薬はしないでください。
自己判断で断薬をすると離脱症状がでる可能性があるので、医師と相談をしながら薬を減らしていきましょう。
断薬を専門に行っているクリニックもあります。
これまでやっていたものをやめらからといって、今までやっていたものは無駄になりません。
やってみたからこそ、わかったこともあるはずです。
そこから学んで、別のことをやってみればいいのです。
違う方法を試してみたら、もっとよくなるかもしれませんよ。
