抜け毛が増えたり、髪が薄くなってきたりすると、育毛剤を使ったり、シャンプーを変えて見たくなったりするかもしれません。
でも、その前にやって欲しいことがあります。
これをやらないと育毛剤を使ったり、シャンプーを変えたりしても、薄毛改善は期待できません。
やって欲しいこととは、食事の見直しです。
髪は食べたものの栄養素をもとに作られています。
髪のもととなる栄養素が足りなければ、髪を作ることはできません。
家を建てるときのことを考えてみてください。
家を作るには、その材料となる木材やくぎなどと、材料を組み立てる大工さんが必要です。
大工さんがいても材料がなければ家は立ちません。
髪を増やすこともこれに似ています。
木材やくぎなどの材料にあたるものが栄養素です。
大工さんにあたるものが育毛剤、マッサージ、酵素の働きなどです。
先に材料がそろわないと髪は育ってくれません。
材料が足りない状態で育毛剤を使っても、変化を実感するのは難しいです。
栄養不足が原因の薄毛の場合、原因である栄養不足を解消しなければ、シャンプーを変えたところで髪の状態に変化はみられません。
きちんと栄養をとっていないと、このシャンプーはだめ、あのシャンプーもだめと、シャンプージプシーになってしまいます。
では、どんな栄養素が必要なのか。
いろいろな栄養素を偏りなくとることが大切ですが、特に重要なものはタンパク質と亜鉛です。
●タンパク質
髪はケラチンというタンパク質でできています。
食事から摂取したタンパク質は、いったんアミノ酸に分解されてから吸収され、体内でタンパク質に組み立てられます。
ケラチンを作るためにはタンパク質の摂取が必要です。
1日に必要な量は、それほど運動量が多くない人なら体重1Kgあたり1.0g程度です。
一度に大量にとっても体が処理しきれないので、1回あたり20~25gくらいが目安です。
3食で毎回とるようにしましょう。
多く含む食品:肉、魚、大豆、卵など
●亜鉛
亜鉛は、酵素の働きやホルモン分泌などにかかわっています。
タンパク質の合成にも必要で、髪を作るためになくてはならない存在です。
亜鉛は味蕾という食べもの味を感じる細胞を作るためにも必要なので、亜鉛が不足していると味覚障害を起こします。
喫煙やアルコール摂取の習慣がある人、ベジタリアンやダイエットをしている人は不足しやすいです。
1日の摂取推奨量は、成人男性11mg、成人女性8mgです。
多く含む食品:牡蠣、カシューナッツ、豚レバー、卵など
まずは髪の材料となる栄養素が必要です。
材料が足りないのに育毛剤を使っても変化を実感するのは難しいです。
栄養不足が原因なのに、シャンプーを違うものにしても髪の変化は期待できません。
きちんと栄養素をとってこそ、髪が成長をします。