太るからと水分摂取を控えていませんか。

 

でも、実は水分を摂った方がやせるんです。

 

その理由は3つあります。

 

 

1・空腹を抑える

 

水分が不足していると、「お腹が空いた」と脳が勘違いをします。

お腹が空いたら水を飲んでみてください。

 

そうすると、空腹感がやわらぎます。

 

本当は食べたかったのではなくて、水分が不足していたんです。

 

このときに飲むのは水です。

 

ジュースや清涼飲料水など、糖分を含むものを飲むと、かえって空腹感が強くなります。

 

その理由は血糖値が下がることです。

 

ジュースなどに含まれる糖分は吸収が速いです。

 

すばやく吸収された糖は、急激に血糖値を上げます。

 

すると、血糖値を下げるためのホルモン・インスリンが急激に大量に分泌されます。

 

今度はインスリンの働きで血糖値が低下をします。

 

インスリンが過剰に働いてしまい、血糖値が下がりすぎてしまうんです。

 

人間の体は血糖値を一定に保とうとします。

 

そこで、血糖値が下がったときには、空腹感を出して何かを食べさせようとします。

 

食べて血糖値を上げようとするんです。

 

だから、空腹を抑えるために飲むものは、糖分などを含んでいない純粋な水です。

 

 

2・老廃物の排泄を促す

 

老廃物は代謝の妨げになります。

 

余計なものが体の中にあると、体が本来持っている働きを十分に発揮できなくなります。

 

老廃物は体にとっては、ない方がよいものです。

 

体の中に不要なものがあれば、それを排除しようとします。

 

すると、老廃物の処理に体の働きを向けなければならず、やせる方に力をまわせなくなります。

 

老廃物は尿や便から排泄されます。

 

水分を適度に摂っていると、尿や便が排泄されやすくなります。

 

 

3・代謝を高める

代謝をよくするポイントは、血液循環をよくすることです。

 

体は酸素や栄養素をもとにエネルギーを作り出します。

 

酸素や栄養素を運んでいるのは血液です。

 

血液がうまく流れるためには、血液がサラサラとしていることが大切です。

 

極端に水分摂取量が少ないと、血液の粘度が高まり、流れが悪くなります。

 

プリンのカラメルは、砂糖水を煮詰めてつくります。

 

火にかけて水分を飛ばしていくと、あのどろっとしたカラメルになります。

 

水分が少ないと粘ってくるんです。

 

流れが悪ければ、体のすみずみに十分な酸素や栄養素が行き届きません。

 

サラサラな血液が流れるためには、水分が必要です。

 

 

・空腹を抑える

 

・老廃物の排泄を促す

 

・代謝を高める

 

 

この3つが水分を摂ることでやせる理由です。

 

 

でも、何事もほどほどが大切です。

 

たくさん水分をとったからといって、どんどんやせるわけではありません。

 

水分の摂りすぎは体の負担になります。

 

水分の摂りすぎの問題は1日2Lの水分摂取はやめましょうに詳しく書いています。